第4話

3話
49
2025/05/06 12:48 更新
教室の前まで着くと日向は前のドアから入る




私は後ろから




なぜなら、、、




日向「おっーす!」



モブ女「日向おはよー!」



モブ男「おー!日向おはよー!今日も汗だくだな」



日向「部活後だからなー!」



モブ女「日向って汗だくでも臭くないよねー?なんでー?!」




日向が教室に入ると、皆の視線が一気に集中する




喋ってた人達も日向の方へと姿勢を向き直し、輪ができていた。



日向は見ての通りクラスで好かれていて、人気者だ。



教室に入れば一瞬で輪ができる。



私はその輪に巻き込まれないようにするために、後ろのドアから教室へ入る



(そっちの方が席が近いってのもあるけどね)



囲まれている日向とは違い、そそくさと自分の席に着く



もうすぐHRが始まる時間だと言うのに、日向は囲まれたクラスメイトと喋っている



(あれもいい迷惑だよな……


人気者って凄いな……。)



私に喋りかけてくれる人も、挨拶をしたら返してくれる人も日向以外は居ない。



なので教室ではすることがない



幸いにも窓側の席だったために、外の景色を見て暇を潰すことが出来る。



キーンコーンカーンコーン



先生「HR始めるぞー、席につけー」



チャイムと同時に担任が入ってきた。



その声で、日向の周りにできていた輪は散り、各々の席に着く



そして日向もやっと自分の席に来た



大変だなーと思いながらも、言い方は悪いが他人事である。



自分とはまるで逆の性格をしている日向。



学校はまだ始まって3ヶ月程だが、日向のことを意識している女子は1人や2人ぐらいは居るだろうと思う。



だから、出来ればその人たちの反感は買わないようにと、クラスメイトの前で親しくするのは控えている。



日向「なぁ、あなた」



あなた「ん?」



日向「数学の宿題やった、、、?」



あなた「やったけど、」



日向「俺1問も解けなくて……教えてくれん、、?」



あなた「いいよ、しょうがないな、笑」



ただ、向こうはそんな私の心配もお構い無しだ。



それもそうだろう。



日向の頭の中に恋愛の2文字は存在しないだろうから、。



こればかりは日向に罪は無い、、



純粋無垢な少年には分からぬ心配である、、。



私は周りの目を気にしながら、HR後日向に数学を教えた。

















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