第9話

あの子だけ
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2025/12/23 03:11 更新






この子といると、疑問が頭から離れない


















なんで なんで なんで
















こんな場所じゃなかったら

この歳じゃなかったら

この容姿じゃなかったら








こんな所に生まれてさえ来なければ。










そうやって何度も狼狽えた





でも、不思議





そんなものがどうでもよくなるくらい、私をあなたのそばに置いといて欲しいと思えるんだから





nayoen
(なんでなんだろ…)
nayoen
(だって私は、誰かを愛したことなんてないのに)


?
___






頭の中で"彼女"が私に訴えかける





疑問と嫌悪を抱き、それなのに悲哀すら感じる表情で。





nayoen
(……アンタにも感じたことなんてないよ)

?
……

nayoen
(だってアンタも)


nayoen
 …私を愛したことなんてなかったじゃん






誰にも愛されなかった私を愛してくれたのは








あの子だけだった。








それならそれ相応のもの…いや、それ以上の気持ちで返すのが当たり前だろう




だって私はあなたの下の名前を愛しているし

愛されているもの。




nayoen
……ねぇ、聞いてる?











































そいつはピクピクと動くだけで答えは返ってこない




せめて、『うん』か『はい』だけでも応えろよ





nayoen
わかったよね?これで
nayoen
あの子に手を出しちゃだめだって






まぁ、明日にでも、ある生徒が行方不明者が出たってことでニュースになるんだろうけど





私の知ったことじゃない



お前の犯した罪は、お前自身で償わなきゃいけないんだから









【リンドウ】

花言葉:悲しんでいるあなたを愛す



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