屋上の扉が開いて、細身の人物が入ってきた。
フードの奥から聞こえた声は、落ち着いた女性のも
の。
俺が聞くと、彼女、?は一瞬だけ間を置いてから答
えた。
思わずツッコむと、彼女、?は小さく笑った。
……あれ?
初対面のはずなのに、
この返し、妙に話しやすい。
クロノアが首をかしげる。
俺が言うと、しにがみは少しだけ肩をすくめた。
そう言った瞬間、相手の視線が一瞬だけ俺に向いた。
ほんの一瞬。
でも、その間が、やけに自然だった。
まるで昔のように…?
あれ、昔って…?
即答。
俺は吹き出しそうになるのをこらえた。
クロノアさんが苦笑する。
でも、不思議と嫌じゃない。
むしろ……
俺は肩をすくめた。
そう言うと、しにがみは少しだけ笑った。
その笑い方が、なぜか……
昔から知ってる気がした。
間違えて3話にしていたので、変えました…
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!