なんでかな。『何もしないから、安心して』って言われると少し寂しくなった。
私はモブに、正直に話した。一緒に住んでいる事は言わないけど、エイトとは仲がよくて、付き合っているということを…
学校生活は元に戻った…と思う。女子たちに冷たくされて、悲しい思いをしたのは一瞬の出来事だったな。
まぁ、エイトと付き合うことにはなったんだけど…
これで守ってもらうことになってるのかな?
バイトから帰ると、エイトは毎回この質問をするのが習慣になっていた。ピザ屋のバイトで、売れ残ったピザや、商品にならないピザをいただく事がたまにあるからだ。
お土産のピザが無かった時の、この反応がいつも面白い。そんな毎回あるわけ無いのにね。余程楽しみなんだろうな。
普通に『付き合ってないです!』って言えばいいのに。ただそれだけなのに。なんでこんなに恥ずかしいのかな?というか、ここで否定したらエイトのお母さんに失礼になるのかな?
翌朝、私たちは時差で家を出て、途中から合流し学校へ行ったのだった。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!