in資料室
降「カチカチカチ…」
松「今でも腹ん中じゃ思ってるぜ…警察なんてクソ食らえってな!!」
降「!あった…これか…プロボクサー松田丈太郎…殺人容疑で逮捕…」
諸「あぁ…その事件…当時は大騒ぎだったらしいよ…」
降「景…」
諸「こんな所で何をやってるのかとた思ったら…松田の父親の事を調べてたのか…」
降「あぁ…彼があんなに警察を嫌う理由が知りたくてね…でも、まさか父親が過去に逮捕されていたとは…」
諸「その話ならオレも気になったから…松田と仲のいい萩原に聞いたんだけど…誤認逮捕だったらしいよ…」
降「え?誤認逮捕?」
諸「プロボクサーだった松田の父親がジムの帰り道、小競り合いをする男2人を目撃したんだけど…タイトル戦を控えていた為、関わる事を避け、その場を離れた…翌日男2人の内の1人がそこで死体となって発見されるとは思いもせずに…
警察は犯行時刻に現場周辺で松田の父親を見たという証言と…被害者は元プロボクサーで彼と因縁があり殴殺だった事を踏まえて…松田の父親を逮捕!
後に真犯人が捕まり、容疑は晴れたんだけど、予定されていたタイトル戦は流れてしまい…それからは何をやっても上手くいかず…ボクシングをやめ、人が変わったように酒に溺れてしまったって話さ…」
降「なるほど…それで彼は警察を恨んでいるのか…でも何でそんな彼が警察官になりたがってるんだ?」
諸「さぁ…萩原もそこが謎なんだよって首を傾げてたよ…」
降「おっとこんな時間か…少し早いけど術科訓練棟に移動しとくか…
鬼塚教場初めての拳銃訓練…遅れたら大変だからな…」
諸「じゃあ零は先に行っててくれ!オレはここで少し調べたいことがあるから…」
降「そうか…遅れるなよ…」
諸「カチカチカチ…」
諸伏の打っているパソコンの画面には…『長野夫婦惨殺事件』と書いてあり、証拠品のナイフや、血の付いたクローゼットなどが写っていた
諸「ギリッ…」
降「……(景…)」
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!