‐電気石の洞穴‐
うわ~、相変わらず神秘的な場所だね
暗いけど明るい…なんか不思議な場所!
電気石の洞穴…やっぱりここいいよね!
えっ?
電気を表すのは数式、ポケモンとの繋がり。そしてヒトとポケモン。ボクの理想の場所だ
ボクはいかなければならない。ポケモン達救うために
ボクは止めねばならない!トモダチを守るために!
え?待って待って?ん?え?
ユズキ?どうしたの?
いや、さすがに違うよね⁉こんなとこだもんね⁉でもゼクロムなら一発か?え、待って?
そんな偶然ある⁉さすがに違うよね~⁉
‐フキヨセシティ‐
いやぁ、フウロさん強かったなぁ…!
まぁね、やっぱりバトルの腕はすごいよね
あれからタワーオブヘブンへ行き、アララギ博士とたまたま会ったため、一緒にヤマジタウンへ行くことになった。
そしてキョウヘイくんは、フウロさんとのジムバトルを終え、無事にバッジをゲットしていた。
博士の研究も、ひと段落ついたみたいですね
…と、いうことで、アタシの飛行機に乗りますか?
はい、お願いします!
お、さすがキョウヘイくん!フウロさんを目の前にしても落ちないね!偉いよ~!
え?落ち…?
ユズキさん、まだ引きずってるんですか?
まだってなに、まだって!当たり前でしょ⁉
さぁフウロ!ヤマジタウンまでお願いよ!
タッタッタッタッ
ふぇぇぇ…待って、ください…あたしも飛行機に乗りますよぉ…
り、リバースマウンテンの…調査をしたいんですぅ…
あら⁉ベルったらすっかり研究者の顔ね!
じゃあ、みんなで一緒にヤマジタウンに参りましょう!
‐ヤマジタウン‐
…さて、あなた達をここまで連れて来た理由を、説明しないとね
チェレンから聞きました。プラズマ団と名乗る連中が、今一度伝説のポケモンで、イッシュ支配を目論んでいると
そう!このイッシュ地方には、レシラムとゼクロム…伝説のドラゴンポケモンが2匹います
…ただ2年前、レシラムとゼクロムの2匹は、それぞれ英雄と認めるトレーナーにつき、従いました
だから、プラズマ団が伝説のドラゴンポケモンを理由するなんて、できるわけがないはず…
ですよねぇ…なにをするつもりなのかなぁ?
そうね、ベル。だけどレシラム達について、まだわかってないことばかり…
そこでソウリュウシティのシャガさんに、詳しい話を聞きたいのね
あの人はドラゴンタイプのジムリーダーだから!
…で、ここでようやく本題!あなた達を連れて来た理由だけど、ソウリュウに向かい、シャガさんの話を聞いてほしいの
そしてなにかあった時、力を貸してほしいの!
…わかりました。そういうことなら、任せてください!
そうですよ!アララギ博士のお願いなんて、聞くしかない!
2人とも…ありがとう。本当に。特にユズキ、今度またお茶しながらお話でもしましょ
はい!もちろんです!
…いや、この感じでなにもないことある⁉
あはは…まぁ、無事にカゴメタウンについたし!
いや、そうだけど…!
ハーイ、3人とも!リバースマウンテンではありがとね
ここカゴメからまっすぐ進めば、ソウリュウシティ。だけどその前に、あなた達にも聞いてほしい話があるの
カゴメの昔話を聞きたいのはアンタらかね
はい、よろしくお願いしますね
そうかそうか、ワシについてくるとええ
‐家の中‐
カゴメタウンの裏には、そりゃもう大きな穴がある。知っとるか、ジャイアントホール
あのね、最近、ジャイアントホールの近くで、一瞬だけ-50度を計測したんだって!
ひぇ…
…って、チェレンが教えてくれたんだけど
道がふさがっていて、今は行けないけど…
昔々のことじゃよ。ジャイアントホールとは、空から大きな隕石が降ってきてできた穴らしいな
その隕石にはな、おっそろしいポケモンが潜んでおったそうな…
…隕石…
辺りが闇に包まれると、ポケモンは凍えるような冷たい風とともに現れ、辺りを凍つかせては、人やポケモンをとっては食らう…そう恐れていたんじゃ
えぇっ⁉ポケモンが人を食べちゃうんですかぁ⁉
じゃから昔のもんは、ポケモンが入ってこれないように、街を堀で囲ったり、日が暮れたら外に出るのを禁じて、うちで過ごすよう、街の掟を決めたのじゃ…
ほら!昔話はおしまいじゃ!
…とても興味深いお話、ありがとうございました。今後の研究に、とても役立ちます
正体不明とは言え、伝わっている力が強すぎる
そうですねぇ…辺り一面を凍らせるなんて、伝説のドラゴンポケモンにも匹敵するパワーですよねぇ
そうね、ベル。その昔、その昔、弾けるような雷で、イッシュを焼き払ったと言われる、ゼクロムみたいだわ
ゼクロムは、理想を追い求める者を英雄と認め、力を貸し与えるという伝説のドラゴンポケモン
黒い体の持ち主で、強烈な雷を放つわ
博士は、昔話のポケモンと伝説のポケモンが、なにか関係があるとお考えなのですか?
…隕石、ね…
隕石、ですか?
ゼクロムは、ダークストーンという石から復活したらしいの
そして昔話の隕石が、石と同じものだったとしたら…
!
というのもね、ゼクロムがいたリュウラセンの塔と、ジャイアントホールの近くから、同じ時代の成分が発見できたのよね
根拠としては弱いけど、偶然として切り捨てるには、無視できない要素なのよね…
だとしたら、とても強大なポケモンのはずなのに、夜にしか現れないのも、なにか理由があるのかなぁ?
例えば、太陽の光が苦手とか…
そうね…その辺りは、調べないとなんとも言えないわ
…まぁ、そのために研究者をやっていると言っても過言ではないわ!
ベル、あなたも見習いとして、手伝ってちょうだい!
もちろんです!キョウヘイくん、ユズキ、またね!
うん!またね~!
さようなら~!
興味深い話ばっかだったなぁ…ますます気になってきちゃった
うん、ぼくも知りたい!伝説のドラゴンポケモンのこと!
そのためには、まずはシャガさんに会わないとね!
うん!
‐ソウリュウシティ‐
ついた!ソウリュウシティ!
!
やっほ~2人とも!ヒウンシティ以来だね!
あ、アイリスちゃん!
やっほ~!あ、もしかして…あたしのおじーちゃんに挑戦?
え?おじーちゃん?
うん!ソウリュウシティのジムリーダーシャガは、あたしのおじーちゃんなの!
…と言っても、血のつながりはないんだけどね!
そうなんだ…!
…あ、ジムはあっち!挑戦する前に、9番道路に行くのもいいかも!
9番道路かぁ…
それにしてもおにーちゃんって、ポケモンに慕われているのね!あ、もちろんユズキも!
ふふ、そうかな?でも、キョウヘイくんは間違いないと思うな
そうだよね!ボールの中からでも、嬉しそうな気持ちが伝わってくる!
そ、そうかな…?
そうだよ!じゃ、あたしは戻らないといけないから!頑張ってね~!
うん!ありがとね~!
オノノクス、きりさく!
オノノクス!ドラゴンテール!
クスー!
あれからさくさく話が進み、ついに7人目のジムリーダー、シャガさんに挑んでいる。
最後の方のジムリーダーというだけあって、相手のポケモンをどんどん倒しているわけではないけど、それでもはやい方だと思う。
オノノクス、ドラゴンテールだ!
こっちはりゅうのはどうだ!
クスー!
ドドドドッ
く、クス…!
オノノクス、よくぞ耐えた。そのまま突っ走れ!ドラゴンテール!
耐えたか…だったら次で決めろ!りゅうのはどう!
クスーっ!
ドドドドッ
ノ、クス…
ジムリーダーのシャガとの 勝負に勝った!▾
やった~っ!
クスー!
…素晴らしい。キミと出会い、戦えたこと、感謝する
他者と力を合わせ、困難に挑む!バトルが持つ意味を、改めて思い出せたよ
…そしてユズキ。2年前はなにかと悩んでいたようだが、なんだか吹っ切れた顔をしているな
!
…そうですか?まぁ、周りのトレーナー達のおかげです
…そうか。さてキョウヘイ、これを持っていけ
キョウヘイはシャガから レジェンドバッジをもらった!▾
さてと、アララギの娘から聞いた。イッシュを作った伝説のドラゴンポケモンを語るのだな
では、外で待っていてくれ
はい!
‐シャガの家‐
では話そう。少々長くなるが、心して聞いてほしい。それにユズキが2年前聞いた話と、似たようなものにもなる
はい、もちろんです!
はい、大丈夫です。忘れていることもありますから
…2年前のことだ。ドラゴンポケモンが2匹目覚めた
理想を求め、新たなる希望の世界に導く、黒きドラゴンポケモン、ゼクロム
真実を求め、新たなる善の世界に導く、白きドラゴンポケモン、レシラム
ゼクロムとレシラムは、もともと1匹のポケモンだった。…なぜわかれたか?
ドラゴンポケモンは双子の英雄を助け、イッシュに新しい国を作った
だが双子の英雄は、それぞれ理想と真実を追い求め、どちらが正しいか決めるべく、国を2つにして争い始めた…
この時だ。ドラゴンポケモンが、白と黒の2匹にわかたれた!
真実と理想は、必ずしも対立するものではないのに…
…
…実はこの時、もう1匹のドラゴンポケモン、キュレムが生まれたのでは?
!
…と、推測している
それって…!
その証拠となるのが、代々我が一族に伝わる、「いでんしのくさび」という宝だ
アララギ博士と調べでは、リュウラセンの塔と、同じ時代の成分が計測できたらしい
その、いでんしのくさびって…
あぁ、いでんしのくさびは、大切に保管している
道具として、どのような力を秘めているか、わからぬのでな
そう、ですか…
ただし…もう1匹のドラゴンポケモンがいるのか?キュレムが本当にいるとしても、どんなポケモンかは不明だ
そもそも、あれだけ強大な2匹のポケモンにわかれたのだ
いたとしても、抜け殻ではないか?そんな風にも考えたりする…
なるほど…2つにわかれた上であんなに強烈な力を持っているんですから、それは…
ゴゴゴゴゴッ
わぁっ⁉
ぶぅん……?
はて、なんの音だ…?
タッタッタッタッ
‐ソウリュウシティ‐
な、なにこれ…
ゴゴゴゴゴッ、キュイーン
ロケット?それとも飛行船?いやでも…
ドォーンッ!ドォン!ドォン!
わぁっ⁉
ひぇっ…!
ドォン…!
!
キョウヘイくん危ない!
ギュッ、ドンッ
!
っ…良かった、当たらなかった…!
ユズキ、ありがとう…!
ううん、大丈夫だよ…無事で良かった…
それにしても…いきなりなんだ…?
ドォーンッ!
!
大きな衝撃波が続き、改めて周りを見ると、白い結晶のようなものが、地面にいくつも刺さっていた。
こ、この氷の世界は…
…オノノクス、ドラゴンテールで氷を砕け
ポンッ
クス!
ドンッ!
!
…すまない。よくやった、戻れ
クス…
うそ、シャガさんのオノノクスのドラゴンテールでさえ、壊れないどころか傷1つつかないなんて…
どうでしょうとも
!
タッタッタッタッ
オマエは、Nの城で…
それにしても寒い。ワタシは震えている。苦しいが生きておる
それこそが生の実感!ワタシという存在の照明!
…さて、これらはプラズマ団の技術で生み出した、特殊な氷!
アイツを捉えている限り、溶けたり砕けたりしないのだ!
要件を伝えよう!
…シャガ殿、いでんしのくさびとやらをよこせ
そのソウリュウは、過去と未来が絡み合う街
わかれたポケモンを繋げる、くさびがある場所にふさわしい場所
…オマエ達がした2年前の所業…あれを知っている人間達が、素直に渡すと考えるのか?
…ふむ、想像通り。本来であればもう1度を氷を打ち込むと脅したいが、しばらくは使えぬし…
寒い中煩わしいが、探すとするのだ…!
タッタッタッタッ
…なんとまぁ無礼な連中!キョウヘイ、ユズキ、オマエ達の力を貸してくれ
ソウリュウシティから、プラズマ団を追い払うぞ!
はい!
プラズマ団のしたっぱ達との 勝負に勝った!▾
…強いトレーナーだな。さすが、ポケモンを使いこなすことに長けておる
さて、ここは1度引き上げるか。なにより寒くてかなわん!
…だが想像するのだ。イッシュ地方の全てが氷漬けになる様を
そのために、なにがあってもいでんしのくさびを手に入れるぞ
タッタッタッタッ
…さすがだな、キョウヘイ、ユズキ。キミ達のおかげで助かった
いえ、イッシュを守るためですから
ありがとう。…そうだな、これを
?
行って戻るまでの記録更新だな。いいか、2人とも。いでんしのくさびとはこれだ!
!
これが、いでんしのくさび…!
これがあいつら、プラズマ団の手に渡らなくて、本当に良かった!
目的はわからぬが、間違いなく良からぬことを企んでいるだろう
…シュワンッ
!
…案の定ジムが隠し場所だったか
なるほど、よく考えている。シャガがいなければ入れないし、いれば最強の番人となる
ポケモンジムを改装したのも、それが理由か
ですが、いでんしのくさびは今わたしがいただいた
…まさか七賢人すら利用して、くさびの在り処を探るつもりだったとはな!
…えぇ、ですが、どんな手段ででも目的を達成します
わたし達はNさまのように、民の心を奪う、求心力がない
!
ならばその代わりに、圧倒的な力で人々屈服させる…2年は存外長かった
…シュワンッ
…奪われたら奪い返すだけだ。行くぞ!
はい!
プラズマ団のダーク達との 勝負に勝った!▾
なんたること…!…いや、2人はよくやってくれた。不甲斐ないのはこの私だ…!
そんなことありません!シャガさんは大いに貢献してくれました!
ピロリロリン♪
!
あ、ぼくのライブキャスターだ…ヒュウから?
…とりあえず繋げてみよう。なにかわかったことがあるのかもしれない
うん!
ピッ
「キョウヘイ!ソウリュウに変な船が飛んでいったろッ⁉」
うん、船っぽいけど、なんか…
「ぼくもそれを見た!今向かっているよ」
「チェレンさん!あれってプラズマ団の船だよな?」
「うん、間違いない…!とにかく、もうすぐ到着するから!」
「わかった。じゃ、お任せします!キョウヘイ、ユズキ!困ったらオレに連絡しろよなッ!」
やだ、イケメン!…じゃなくて!ありがとう、そうするよ!
ぐぬぅ、私の体が2つあれば、街を守りつつ、あいつらを追いかけられるのに!
無茶言わないでください。とにかく今は、街の皆さんの安全を。チェレンくんも、きっともうすぐ来てくれます。そしたらまた相談し合いましょう
タッタッタッタッ
!
キョウヘイ!ユズキ!
!
シャガさんも無事でしたか、良かった!
チェレンではないか。すっかりたくましくなったな…!
今はアロエの代わりに、ヒオウギのジムリーダーだったか
ありがとうございます。…いや、挨拶はまた今度で。プラズマ団の潜状場所はだいたいわかります
イッシュ地方で、今1番気温が低いところ…セイガイハシティ付近です!
ぼくとヒュウがプラズマ団を調べます。ですからシャガさんは、ソウリュウを守ってください!
…そう言ってくれるか。わかった!そちらは任せる。だが決して無理はするなよ!
はい!キョウヘイ!できればキミ達も来てほしい!
なんと言っても、プラズマ団とも渡り合える、凄腕のポケモントレーナーだからね
…もちろんユズキも、頼りにしているよ
!
チェレンくん…!
ではシャガさん、行ってきます!
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。