「せんせーい、これなぁに?」
「なになに、20年前、この学校にいた生徒の銅像だってさ、!」
「この学校のヒーローだって、!他の生徒を全員4なせなかったって書いてあるよ、!」
「この二人は一緒にいられて、とても幸せそうだね」
「あーこれこれ! この二人の前でお願いすると、恋愛成就するんだって!」
「え〜本当?」
「だって先輩が言ってたもん!ちゃんとお願いして帰らなきゃ!」
20年前。火災で消えた校舎は地元の人々の努力の元、復興。そして今、また高校として多くの生徒の居場所となっている。
そして、この高校で最も有名なのがこの銅像。
微笑みながら歌う女の子と、笑顔でそれを聞く少年が飾られている。
互いに指で〇を作り、それをくっ付けて♾️の形を作る。
二人は見つめ合い、台座の上で同じ時間を過ごす。
あの日誓った永遠の指切りと共に、二度と離れないよう、願いを込めて___。
📢side
あれから20年たった今、俺はこの学校で教師として働く。
あの日来たメールにはこんな言葉が綴られていた。
「お兄ちゃん見つけたよ。でも、残念なことに亡くなってた。だから、私も消えるね、?いるまくんにはたくさんお世話になったね(笑)幸せになってね、!私はお兄ちゃんと一緒ならいつまでもどこまでも幸せだから!」
差出人はもちろん、あなた。
止めたかった。
でも止めれなかった。
俺にはそれが出来なかった。
だからせめてもの願いで、
あっちの世界でも2人がずっと一緒にいれることを願ってこれを立てた。
幸せになれよ、!なつ。あなた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!