オムライスができたと言えばみんな大慌てで片付けを始めて、それぞれの席に着く。
ももちゃんの椅子をさなちゃんの隣に置き、座らせてあげる。
するとツウィちゃんが椅子に座ったもののかちんと固まってしまった。
いつもツウィちゃんの左にいたももちゃんがいなくて、きっとツウィちゃんの中の“いつも通り”がなくなってしまったんだと今更ながらに気づいた。
何人かの子はおいしいを表現するのに、ほっぺに両手をつけてダヒョンちゃんみたいに「んまぁ!」とか言ってくれる。
独り身だとそんなこと起きないから、すごく嬉しかった。
おかわり分もよそってあげて、みんなきらきらした顔で食べて、お皿にはお米一粒もないきれいな状態。
みんなでごちそうさまをすれば、またそれぞれの遊びの時間になった。
僕はそんなみんなを見ながら洗い物をしていた。
ストックがある間は毎月8のつく日に投稿します。


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。