身体 が 揺さぶられる 感覚で 目を覚ます .
目の前 には 意識 を手放す 寸前の 空模様 が広がる
濮 生きてるの , か . . ?
頭 が動くはずも無く , ただ 流れる雲 を眺める
すると , 何か が その景色 を遮る .
そう言いながら , 濮 の 頬 を つつく
未だ 少し 重い 身体 を持ち上げ ,
何故か , しおらしくなっている 人 に向き合う
厄介な奴等 . . ? 何の話だろう , ?
知らなくて良いのか , ?
この人 がそう言うなら いいか .
..と謎に納得してしまった .
そう言いながら 生命 の恩人 は 海へ 向かっている
咄嗟に 彼 を 引き止めてしまう .
未だ , 濮 と 居て欲しい .
初対面の 彼 に対し , 何故 こう思ったのか .
幼い 濮 にはさっぱりだが , 先程から
胸の音 が凄く煩い .
きっと , 溺れたからであろう .
帰る . . ?
何処に帰るの . . ?
海 の中に家が有るなんて有り得ないし ,
増してや , 彼 は 人間 である .
微笑みながら , 軽く頷き 濮 の考えている事
を認めている .
未だ この世界に 誕生して間も無い 濮 が言うのも
あれ だが , 笑顔が 酷く 美しい .
ストレート に 思った事を口走ってしまい ,
口を慌てて塞ぐ .
彼 の 顔を見ると , 全てを 諦めた 様な 失った
様な 表情 を浮かべている .














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!