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紅色のバレリーナときっと消滅、轟く歌姫

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ここは、荒廃した世界。野原は荒れ果て、かつて賑わっていた住宅街は跡形もなく塵になった。残ったのは、今にも壊れそうなボロボロの家と、度々機能する焼却炉のそばにあった画面が割れているパソコンだけ。―――その家のほこりだらけの屋根裏に、“彼女”は存在した。いつも紅色のリボンやスカートを揺らしながら踊る。本当に楽しそうに。――ある日のこと。相変わらずどこもけがれている街に、 彼女は珍しく足を運ぶ。歩くと、時々、戦争で負けた兵士たちの遺体が。歩くたびに紅いハイヒールに度々付着する血。けれどそんなこと、彼女は気にしない。これは彼女の中で、“散歩”として感じ取っているから。――ふと、足元に何かが当たる。夢中になったのか、焼却炉まで来てしまったようで。バキバキに画面が折れたパソコンを手に取り、持って帰り屋根裏に。――すると、そのパソコンの中から“メモリ”の少女が出現し、2人の生活が始まる―――
チャプター
全3話
5,233文字
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