🟣side
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朝日の光が、窓から差し込む。
光は肌を撫でながら煌めくけれど、
俺にとってはただ鬱陶しいだけだった。
俺のような人間以外は、これをのどかな朝と呼ぶのだろう。
思わずため息をつく。
なんで目、覚めちゃうんだろ…
いっそのこと、
一生目覚められなくていいのに。
…そうならきっと、
もうあんな思いをせずに済む。
学校にて
また地獄の日々が始まる。
この日々には終わりが見えないから、
希望なんて生ぬるいものなど見出せない。
バシャバシャバシャ
ポタポタ…
…あ、またか。
嘲笑を含んだ、上げ調子の声。
それが耳にざらりと遺る。
…仲良くもないのに。
名前で呼ぶな、気色悪い
…今日は、
帰るのが遅くなるかもしれない。
放課後
ボコッ バンッ ガンッ
…ああ、またこれだ。
痛い。
だめだ、声を出したら…
もっと酷いことをされる。
バコッ バキッ ボコッ
早く終われ、早く終われ、早く終われ、早く終われ。
無抵抗で、必死にそう願った。
(いじめっ子たちが帰る)
全身に、
ジリジリとした痛みがこびりついている。
病院にて
ガラガラ
いつも俺を包み込むように笑ってくれる彼の腕には…
無数のリ◯カの痕があった。
いるま宅
あんなに、いつも眩しいのに…
俺の周りから、どれだけの人が離れていっても。
俺がどれだけ、辛い時も。
…あいつだけは隣に居てくれる。
なつがいるから、俺は生きられる。
なつがいない世界なんてーーーー
俺は到底、生きられない。
next⇨♡3or⭐︎1














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。