第36話

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2021/04/24 11:00 更新



side あなた





『移動…ですか?』





スタッフ「ステージ回数的にも、関東の人手が足りないみたいなんだよね」



『分かってますけど…関西は…?』



スタッフ「こっちもキツキツなんだけど…」



『会社命令ですもんね…、』





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東京への移動、



決まっちゃいました。





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『無理無理無理、友達も居らんのに、』



龍「東京かぁぁ、」



『大阪離れるんは、無理よ』



龍「うーーーん…、」





早速、龍太くんに相談。

さっきから、めっちゃ考えてるみたいなんやけど…。





わたしの一番の心配は、

物理的に距離ができてしまうこと。





『遠くは、嫌やねん、』

龍「そやな…」

『ねぇ、話聞いてる?さっきから、何か変よ?』





腕組んで、頭傾げて、心ここに在らず…みたいな。





龍「……っか、」



『え?』



龍「東京に部屋借りよっかって、」



『やから、借りて住むんやって』



龍「俺も、そっちに拠点移すって」





『……え?』





拠点移す…?部屋借りる…?

自分のことだけで頭パニックになってるのに、龍太くんは何言ってるん…?





龍「やーかーら、俺、ドラマの仕事も舞台の仕事も増えて、東京の滞在が殆どやん?」



『そやね』



龍「あなたもこっち居るしって、ホテル選んで過ごしてたんやけど」



『うん』



龍「あなたが東京行くんやったら、ホテル暮らしやめて、部屋借りよって思ってな」



『2人で引っ越すってこと?』



龍「なんなら、一緒に…、住まん…?」





一緒に住む…、、へ???

同棲?????





龍「や、あの、嫌ならええんよ?別のところ借りるって手もあるし」



『龍太くんは、ええの?』



龍「あかんかったら、言わんやん、」



『ちょっと、ちょっ、待って…ッ』



龍「あああ、泣かんでよぉ」





移動になること、離れること、

全てが不安で、堪えていた涙が、

一緒に居られる安心感で、流されていった。





_





『一緒に住むっ…!』





わたしたち、同棲、はじめます。










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