店主「と、まぁ、私が知っているのは
このおとぎ話だけだ。」
隣で話を聞いていたかいてぃーは
わくわくしれいるような悲しいような
声色だった。
店主さんがしてくれたお話。
おとぎ話なのかもしれない
でも、本当なら、探す価値はある
店主「わかる、、といえばわかるが…
今その家には森の魔法使いが住んでいる
ほら、少し前に町が1つなくなっただろう、
あれはその魔法使いの仕業との話だそうだ。」
かいてぃーと僕は目を見合わせた
きっと、きっと!
いや、あそこしかない!
かいてぃーの開いたままの口から言葉が溢れた
意味は聞かなくても伝わる
あそこしかない、あそこしかありえない
あの町の近くのあの森のあの家の
店主「いやいいよ、久しぶりに宝石の元気な子達
に出会うことができたのがコーヒー代だ」
僕はペコリとお辞儀をし
それにつられてかいてぃーも頭を下げた
外へと向かう2つの足音は
カランと乾いたベルの音をならし
古い本屋に静寂を戻した
ダメだこんなんじゃ、
何も守れない…
俺はそらくんやなろっちに頼ってばかりだ、
俺が俺がしっかりしないと
俺が守らないと、
魔法が使えなくても
守らないと俺が、俺が、
タッタッッタッ
次や、
もっと強くならんと、

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!