身体の芯が冷えていく感覚
と同時に震えが止まらなくなる
周りの視界が霞む
あれほど騒がしかった酒場も、恐ろしいほどに静まり返っている
いや、静まり返っているのではない
現に目の前のショッピくんは口を動かしている
自分自身が全ての情報を閉ざしてしまっているのだ
目の前の男は気持ちの悪い笑みを浮かべる
男はあなたの手首を掴む
あなたは抵抗できずに立ち尽くす
そこに鬱先生があなたと男の間に割り込む
鬱先生があなたを振り返る
しかし、あなたは感情を失った瞳をしている
男は鬱先生の肩越しにあなたを見る
あなたはびくりと肩を振るわせると、割り込んでいた鬱先生を手で退かす
ショッピの呼びかけも虚しく、あなたは男に跪く
男は跪くあなたの額に手をかざす
あなたの額が淡く光ると、そこに「❌」が浮かび上がる
男は気持ちの悪い笑みを浮かべると、酒場から出て行く
後を追うようにあなたも立ち上がる
鬱先生の声掛けにも全く反応しないあなた
慌てて引き止めるように手首を掴む鬱先生
鬱先生の言葉に、あなたはゆっくりと振り向く
その瞳は一切の光がない
あなたは鬱先生の手を振り払うと、男の後を追うように店を出る
ショッピはあなたの後を追うため、急いで店を出る
店に残された鬱先生とチーノは、あなたが何者かに連れ去られた旨を皆へと伝える
鬱先生とチーノは、あなたの額に現れた印をロボロに伝える
ロボロの悪態が、天の声でつながっている鬱先生とチーノの頭に響く
2人はロボロになんて声をかけていいのかもわからず、ただ黙ることしかできないのであったー













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!