ねぇみんなして私を探らないでよ
もういいでしょ?疲れたよ?
嘘で固められた私の心はいつになく歪んでゆく
みんなとの思い出が蘇ってくる
私ってもう昔のように笑えないのかな?
歪み始めた仮面の間からリノの姿が見える
リノは何の為に私の事を知りたいんだろうか
もしリノに出会ってなかったら私はこのまま平凡に
暮らせたのかな…修学旅行の時も全部消えちゃうのかな
みんなとの思い出が眩い光を放っている
私を誘い込んでいるように
目覚めた時には何もない天井に機材だらけの机
随分起動されてなかったのだろうか少し埃を被っている
そしてリノからの数件の着信
心配しているような内容だ
私はいつからこんな風なってしまったのだろうか
鏡を見ればよくわかる随分と欠けた頬
そしてはっきりと見えるクマ
私の目に入る色はまるで無彩色のように何も入らない
オッパには色が塗られていた
でも朝食などは無彩色だった
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。