第43話

story42 空っぽな私
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2025/06/27 12:02 更新
ねぇみんなして私を探らないでよ

もういいでしょ?疲れたよ?

嘘で固められた私の心はいつになく歪んでゆく

みんなとの思い出が蘇ってくる

私ってもう昔のように笑えないのかな?

歪み始めた仮面の間からリノの姿が見える

リノは何の為に私の事を知りたいんだろうか

もしリノに出会ってなかったら私はこのまま平凡に

暮らせたのかな…修学旅行の時も全部消えちゃうのかな

みんなとの思い出が眩い光を放っている

私を誘い込んでいるように

(なまえ)
あなた
ごめんね…
目覚めた時には何もない天井に機材だらけの机

随分起動されてなかったのだろうか少し埃を被っている

そしてリノからの数件の着信

心配しているような内容だ

私はいつからこんな風なってしまったのだろうか

鏡を見ればよくわかる随分と欠けた頬

そしてはっきりと見えるクマ

私の目に入る色はまるで無彩色のように何も入らない

オッパには色が塗られていた

でも朝食などは無彩色だった
(なまえ)
あなた
美味しかったよ
(なまえ)
あなた
オッパありがとう
バンチャン
バンチャン
本当に大丈夫?
バンチャン
バンチャン
そんなに残して
(なまえ)
あなた
ごめんね
(なまえ)
あなた
あまり胃に入ってこなくて
バンチャン
バンチャン
大丈夫だよ
バンチャン
バンチャン
ちゃんと寝れてる?
(なまえ)
あなた
眠りが浅いのかな?
(なまえ)
あなた
寝てるはずなのに
(なまえ)
あなた
学校行ってくるね
バンチャン
バンチャン
明日から楽しみにしてるよ
(なまえ)
あなた
文化祭?
バンチャン
バンチャン
うん
(なまえ)
あなた
やだなー期待しないでよ?
バンチャン
バンチャン
えー
ハン
ハン
リノヒョン…
リノ
リノ
ん?
ハン
ハン
あなたヌナから早く離れろよ
リノ
リノ
急にどうした?
ハン
ハン
何にも?
リノ
リノ
一応言っておくな
リノ
リノ
離れるなんてゼッテーしねえから
リノ
リノ
多分死んでも
ハン
ハン
死ぬのは困るかも…
ハン
ハン
学校楽しい?
リノ
リノ
どうした?
リノ
リノ
熱でもあるか?
ハン
ハン
熱はないよ
ハン
ハン
急に思っただけ
リノ
リノ
楽しいかって言われたら…
リノ
リノ
普通だけど…
ハン
ハン
文化祭楽しみにしてるよ
リノ
リノ
うん…まあ…

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