第25話

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2025/08/11 22:00 更新







黒い霧の中心から、異形の影が溢れ出してくる



瞬間、背筋を伝う冷たい感覚が、今まで訓練で何度も叩き込まれた「危険信号」を告げた。





その時にはもう翼が展開していた。


ただ、音も立てずに一気に跳躍し、視界を高く取る

フロア中央、歪む空間。



急いで地面に着地する

あなた
全員固まって!
急いで!!
相澤消太
天野、お前っ…

叫びながら、反応の遅れた同級生の肩を掴んで安全圏へ押しやる


公安の訓練で教えられたのは、“まず守れ”。

倒すのは二の次だ




私はみんなを誘導し、戦闘体制を整えて止まる

相澤消太


黒霧
13号に、イレイザーヘッドですか…
黒霧
先日頂いた・・・教師側のカリキュラムでは、
オールマイトがここにいるはずなのですが…


頂いた…?


どういうこと?


相澤消太
やはり先日のはクソ共の仕業だったか
死柄木弔
どこだよ、せっかくこんなに大衆引きつれてきたのにさ
オールマイト、平和の象徴いないなんて…



ほう、つまりオールマイト目当てで来たのか…


死柄木弔
それにしても生徒のみんなすごい連携だね、
流石ヒーローの卵だ
特に、あの金の翼・・・持ってる子とか
あなた
ッッ!


やばい、早速目をつけられたか…?


死柄木弔
……あの子たちを殺せば来るのかな?
1年A組
ッッッッッッッ!!





プロヒーローたちが何と戦っているのか



何と向き合っているのか




それは途方もない悪意







八百万百
先生、侵入者用センサーは!?
13号
もちろんありますが…!




となると、ヴィランの中にセキュリティをいじれる人がいるな



轟焦凍
現れたのはここだけか学校全体か…
何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうこと出来る個性がいるってことだな
あなた
お、気が合うね
全く同じこと考えてた
轟焦凍
…そうか
轟焦凍
校舎と離れた隔離空間、そこにクラスが入る時間割、
バカだがアホじゃねぇ
あなた
うん、そうだね
これは何らかの目的があって用意周到に
画策された奇襲ということになる
相澤消太
13号、避難開始、学校に連絡試せ。
センサーの対策も頭にあるヴィランだ。
相澤消太
電波系の個性が妨害している可能性もある。
上鳴、おまえも個性で連絡試せ
上鳴電気
っス!!
緑谷出久
先生は!?一人で戦うんですか!?
あの数じゃいくら個性を消すっていっても…
緑谷出久
イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ
正面戦闘は…
相澤消太
一芸だけじゃヒーローは務まらん
相澤消太
13号、任せたぞ!



相澤先生はそのまま滑るように走り、先頭のヴィランの顔を睨みつける




モブヴィラン
あれ!?個性が…
モブヴィラン
ばかやろう!
あいつは見ただけで個性を消すっつうイレイザーヘッドだ











せんせがヴィランと戦闘を始めたと同時に、


私たちは13号先生と一緒に出口に向かって避難を開始する




緑谷出久
すごい!!
多対一の方が先生の得意分野だったんだ…!


後ろを一瞬振り返ると、デクくんがせんせとヴィランに夢中になっていた


あなた
飯田くん!
デクくんに声かけて!!


私は飛びながら13号先生の後ろを進む


飯田天哉
あぁ!!
緑谷くん!
飯田天哉
分析してる場合じゃない!
早く避難を!!!



その時、いきなり目の前に黒い霧が現れた
黒霧
させませんよ
黒霧
初めまして、我々はヴィラン連合
僭越せんえつながら、この度ヒーローの巣窟そうくつ雄英高校に入らせて頂いたのは
平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして


は?何言ってんだこいつ


黒霧
本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ。
ですが、何か変更があったのでしょうか?
黒霧
まぁそれとは関係なく…


13号先生が戦闘体制に入る


黒霧
私の役目はこれ


その時______










バコーーーンッッ



ザクッッッッッ












2つの音が同時に響き、爆豪と切島が攻撃を仕掛けた




まずいッ!!




切島鋭児郎
その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!?
黒霧
危ない危ない…そう、生徒といえど優秀な金の卵・・・
あなた
爆豪!切島!
早く離れてッ!!!
黒霧
私の役目は散らしてなぶり殺す!!
あなた
ッッ!!




私は急いで2人の前に出て、翼で勢いよく風を起こす




ほんの一瞬霧が晴れたけど、それも束の間


私たちはすぐに飲み込まれた




























視界が晴れたと思ったら、周りは砂だらけ



おそらくここは土砂ゾーン


横を見ると私以外にもう1人


あなた
…大丈夫?
轟焦凍
あぁなんとか
あなた
急いでみんなと合流しなきゃ
轟焦凍
そうだな、でもまずはこいつらを倒さねぇと
あなた
うんそうだn
轟焦凍
おいッ!!後ろッ…!!!


私は即座に後ろを向いて、相手の腕を捻り、刃物を床に落とす


そして、首に強烈な一撃を入れた




あなた
ふぅ…
油断は禁物ってやつね
教えてくれてありがと〜
轟焦凍
あ、あぁ…
あなた
そういえば轟の個性って何?
あなた
見た感じだと氷結っぽいけど…
他に何かありそうな感じだね


襲いかかってくる敵を交わして、相手の首に一撃を入れながら質問する

轟焦凍




その時、轟の方にヴィラン達が向かった






その瞬間、私は危機・・を感じて


戦闘していたヴィランから逃れ、一瞬で上へ飛んだ








次瞬きしていた時には、私が戦っていたところも含め、地面に氷が張っていた


上に逃げてよかったぁ…







そう、轟の氷によって、周辺のヴィランは全て拘束された


轟焦凍
子供一人に情けねぇな
轟焦凍
しっかりしろよ!大人だろ!?
あなた
いや、子供二人だけどね?


まあやったのは確かに轟だけど






地面に着地し、轟の隣に立つ


轟焦凍
散らして殺す、か
轟焦凍
言っちゃ悪いが、あんたらどう見ても“個性を持て余した輩”以上には見受けられねぇよ
モブヴィラン
こいつら…!
移動してきたとたんに…本当にガキかよ…いっててて



オールマイトを殺す、初見じゃ精鋭を揃え数で圧倒するのかと思ったけど


フタを開けてみりゃ私達用のコマ、チンピラの寄せ集めじゃん


見た通りじゃ本当に危なそうな人間は4〜5人程だった






とすると、私たちが次に取るべき行動は




あなた
ねぇ轟、ちょっと一瞬こっちきて
轟焦凍
なんだ?


ヴィラン達に聞こえないように小声で会話する

あなた
ヴィランたちはオールマイトを殺すために、
何かしらの策を持ってここに来てるはず。
だから、あいつらからその策を聞き出して欲しい
轟焦凍
あぁ俺もそうしようと思っていたところだ
あなた
あら、やるじゃん
やっぱ気合うかも
あなた
じゃあよろしく
轟焦凍
天野はどうするんだ?
あなた
私は、みんなが無事かどうか確認してくる
一通り見たら一旦戻ってくるよ
轟焦凍
分かった


そういうと、轟は拘束しているヴィランの方へ歩き出した



轟焦凍
なぁ、このままじゃあんたらじわじわと身体が壊死してくわけなんだが、
俺もヒーロー志望、そんな酷ぇ事はなるべく避けたい
轟焦凍
あのオールマイトを殺れるっつう根拠、策って何だ?



その言葉を聞いた私は、上へ向かって勢いよく飛んだ


作者
今回は轟との関わり多めでした

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