ゆうたが少し考えてから話し出す
ゆた「世間的にも、マネージャーがいるって全然あることだし、女性に男のマネージャーだったり、男に女性のマネージャーだったりな。ただ俺らが男5人グループで、地元ノリでやってるとこに女の子がいるのが許せない視聴者もいないことはないよ。」
「うん」
ゆた「ただ、それは俺らの関係性を全く知らない視聴者の意見だから、俺らがあなたを必要だと思ってるからマネージャーやってもらってるし、あなたも俺らと一緒に仕事したくて、今までやってくれてるじゃん」
「そうだね」
ゆた「それにあなたは他人の意見が怖くて何もできないやつとは違うだろ」
「うん」
ゆた「大丈夫だよ」
大丈夫と言って肩をポンっと叩いて慰めてくれる
「大丈夫じゃなくなったら助けてね」
ゆた「その前に助けるよ」
「頼もしいなあ」
みんな集まった時にちゃんと話さないと。
ゆた「じゃあ編集頑張れよ、俺は先寝る」
「んー、、頑張る」
ゆた「今何分カット?」
「たぶん30分動画でまだ10分カット」
ゆた「ふーん」
ゆうたがパソコンの画面を見ながら操作する
ゆた「7分じゃん」
「ほぼ10分だし」
ゆた「いや、30分動画7分カット」
「1回寝ようかな」
ゆた「手伝う?」
「それはだめ、やります」
ゆた「いつもこれでやる気スイッチはいるのなんなの」
撮影もしてる皆に編集しかできない私が手伝わせるわけにいかない
「カット終わったら寝るし!」
ゆた「おー、がんばれ」
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時間は飛んで撮影後の会議前
あの後何とかカットを終わらせてそのまま寝ているゆうたの布団に潜り込み、ゆうたに叩き起されて何とかここにいる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。