第13話

とーます
226
2026/03/14 15:00 更新
【設定】

あなた→キャバ嬢

ホストの逆パターンです。

※mobと相手様との絡みがあります。
苦手な方は閲覧をお控え下さい。
とーますside


東京に着いて、第一に思ったことは意外と東京も寒いということ。
北海道には積雪量も気温も劣るが、それでもあまり長く外にはいたくなかった。

そそくさと近くの商業施設に入り、寒さから逃げる。



地方の面々を集めて撮影をすると言われ、東京に前日入りをした。
そう、前日入りをしたなら行く場所と言えば一つ。
mob
とーますさん飲んでる〜?
とーますくん
んー?ぼちぼち
mob
いっぱい飲んだら良いのに〜
そう言ってぐいぐい寄ってくる女の子。
あざとい子は好きだが、この人はまあなんとも言えない。

あ!私隣のテーブル行ってくるねと言われ、離れるその子に手をひらひらと振る。
その子が離れてから、自分には合わなかったと感じた。

少しぼうっとしていると目の前から女の子が1人歩いてくる。
あなた
お隣良いですか?
可愛いなと思った。
自分は面食いだと自負しているが、この子は誰が見ても可愛らしい顔立ちをしていると思う。
とーますくん
うん、隣座って
ありがとうございますと言われ、ゆっくり腰をかける彼女から目を離せられない。
あなた
あの、
とーますくん
どうしたの?
あなた
そんなに見つめられると恥ずかしいです
とーますくん
だって可愛いんだもん
そうするとみるみる顔を紅く染める彼女。
言ってしまうとあれだが、キャバ嬢なのに随分ウブだ。
とーますくん
あ、そうだ
名前なんて言うの?
あなた
あなたです
あなた
今日は楽しく飲みましょうね
こちらを見てにっこり笑う彼女にやっぱり目が離せなかった。
とーますくん
うん、今日はよろしくね
あなたちゃん
お互いほろ酔いの中、終わりの時間が近づいてくる。


正直言って、帰りたくないと思った。


風俗店に行った話が動画で出ている人間が言うと、あまり信憑性が無く聞こえる。
だけど、ここまで人を好きになったのはいつぶりだろうか。
心拍数が速く、懐かしい学生時代の青春を思い出す。
あなた
とーますさんどうしたの?眠い?
とーますくん
んはは、違うよ
とーますくん
そろそろ時間だなーって
あなた
確かに、もうそろそろですね
とーますくん
ねえ、本営とかかけないの?
あなた
ふふ、どうしたんですか
とーますくん
ちょっとだけ気になって
とーますくん
ほら、こうゆうお店の常連じゃないし
適当な言い訳で誤魔化し、相手の返答を待つ。
あなた
んー、大切な人ならするかも
あなた
私、大恋愛した事なくて。
いつかしてみたいなって
あなた
誰かに尽くされて、自分も尽くすような大恋愛!
あなた
ね、良いでしょ?
そう言ってこちらを覗き込み微笑むあなたちゃん。
その笑顔は会ってからの時間の中で1番可愛くて。

だから、そんな彼女に気持ちを伝える。
とーますくん
じゃあさ、
とーますくん
僕と大恋愛してみようか
とーますくん
自分なら一生を掛けて尽くすよ?
少し驚いた顔を見せたが、また先程の笑顔に戻るあなたちゃん。

おそらく自分が本営の話を持ち掛けた時点で、こうなる事は分かっていたんだろう。
だって彼女は話す時に、俺の話を予想していたかのような返しをしてくるのだから。
あなた
期待してますよ
とーますくん
後悔はさせないから
彼女をそっと抱きしめ、約束する。
接触禁止という客とキャストの掟を破り、俺と彼女は恋人の関係になった。

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