第59話

58話
402
2026/02/04 10:00 更新
あれから毎日消太が来てくれている。
相澤消太
相澤消太
体調は?大丈夫か
あなた
はい……大丈夫そうです
沈黙が流れる。
相澤消太
相澤消太
……本当に彩薫のことはすまなかった
相澤消太
相澤消太
お前の親御さんと付き合ってたのは、事実だよ……
あなた
愛してたんですか……?
相澤消太
相澤消太
まぁな……けど、お前がいることは分かってた
相澤消太
相澤消太
分かってた上で、癒衣子がどうしてもって言うから……断れなくて
この前も、消太は彩薫さんとの同棲を断れていなかった。……消太が優しいすぎるのか。
 確かに、この事件を辿ると全ては消太の優しさから全てが連なっている。優しさは残酷だ。
相澤消太
相澤消太
お前が好きと伝えてくれた日。教師と生徒だからってこともあるが、第一に、また人を失ったらどうしようって不安がよぎった
相澤消太
相澤消太
だから……気持ちには応えられなかった、すまん
少しだけ、妬いてしまった。
消太が私のお母さんをどれだけ愛していたのか痛いほど伝わってきたからだ。

私は消太に抱きついた。
あなた
今は……
あなた
今の気持ちはどうなんですか……
消太と目が合わないように下を向く。
相澤消太
相澤消太
……あなたの下の名前が一番好きだよ
その言葉を聞き、私は頬が緩む。
嬉しい。やっぱり消太が大好きだ。
私は顔をあげる。そこには優しく微笑んでいる消太がいた。
相澤消太
相澤消太
本当に手のかかる問題児だな……笑
あなた
それは……否定はできませんね
私たちは微笑みあう。
……幸せすぎる。
消太は私の唇にそっとキスをした。
突然のことに顔が熱くなる。
消太が余裕そうな顔をしていたのが悔しくて、私からもキスをした。
あなた
……余裕そうなのずるすぎますって
相澤消太
相澤消太
……ずるくないです

相澤消太side───。


口を膨らませるあなたの下の名前が可愛くてつい、頬が緩んでしまう。……本当は余裕なんてないんだけどな。
もっと守ってやらなきゃという気持ちが大きくなった。というより、離れたくない。離したくない。

ずっと俺のもので居て欲しい。俺以外にこんな顔を魅せたくない。俺だけを見ていて欲しい。
……俺、重すぎるな。自分ながらに独占欲が凄いと思う。だが、そう思わせるあなたの下の名前も悪いと思う。
本当に可愛い、愛したい。
相澤消太
相澤消太
あなたの下の名前
あなた
……どうしましたか
相澤消太
相澤消太
……愛してるよ笑
あなた
……私こそ愛してます





















こんな時間が一生続いてほしいと思った。
次回へ続く。

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