緑谷出久side
終始不機嫌な死柄木と機嫌良さげに僕たちに話をしてくるトガヒミコ、何か思うところがあるのか何も言わずにいる荼毘。
話も進むワケがなく、微妙な空気のまま一日が過ぎた。
死柄木が轟さんの部屋にあるというので行ってみるけど、どこにあるんだ?
というか、何故ホークスたちも……?
轟さんの部屋にある机の中を死柄木が漁り始めた。
そこには何もないはずだけど。
ガタッと音がして、死柄木が中から板を取り出した。
……その言い方だと、轟さんの隠してたモノ見つけたことあるみたいに聞こえるけど。
轟さんはなんというか、信頼してる人を疑うこと知らなすぎない?
そんな猫みたいに…。
家族公認……。
手紙にたぶん?
死柄木が見せてくれたのは、いくつかの封筒とレター。
確かに、封筒に手紙入れるかは分からない…。
えぇ……?
何故まとめなかった?
人も多いから、共有スペースで読むことになったけど、
…………いや、
轟さんらしいで終わらしてもいいものなのか。
というより、自分が死ぬ前提で書いてるよね。
一枚目これで終わり?
僕たちへの、どんなことが書かれてるんだ?
轟さんだからでは許されないんだよね。
ふざけてるよね??
悩んだ結果……。
葉隠さんが見つけたのは、A組へと書かれたモノ。
轟さんから、僕たちへの。


























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。