反省会が始まって暫くすると突如として扉が開き緑谷が教室へと入ってきた
が、緑谷は見るからに傷だらけでこちらも痛くなってくるほどであった
すると切島を合図にしたかのように全員が緑谷に近寄り一斉に感想と自己紹介を言い始めた
芦戸、2回目だな
すると鳥頭の男が机に腰かけながら言う
緑谷が詰めかけられているのを他所に金髪の男が麗日をナンパしていた
恐らく私でなければ見逃しただろう愚か者めがざまあみろ!!!
飯田は鳥頭のいる方向へとまっすぐ腕を振り下ろしキビキビと注意していた
麗日は心配ほそうな顔をしながら両手で腕をさすり緑谷に話しかけた
すると緑谷は少し照れたように視線を逸らし答えた
途端私たちは先程の出来事を思い出し言葉に詰まる
やっとの事で沈黙を破ったのは麗日だった
その返答を聞いた緑谷は焦りを顔に出し麗日に礼を告げると急いだ様子で教室を出ていった
数分前に出ていった緑谷は多少なりとも思い詰めた表情をしているように見えた
何も無いと良いのだが……
そう言って話しかけてきたのは金髪のナンパ男
ナンパ男はあ、俺上鳴電気!ヨロシク、としれっと付け加えた
そう上鳴は私の方を指さし言った
恐らく私の顔から驚きが溢れているのを見とったのであろう、上鳴は補足をつけ加えた
他愛ない話を繰り広げ、ヒーローを目ざし続ける私たち
何の変哲もない、充実した日々
だが私たちは数日後知ってしまう
オールマイトの言っていた「真に賢しい敵の恐怖を」
そして、起こるべきでは無い……
_________イレギュラーで悲惨な再会が遂げられようとしていた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。