スマホから顔を上げて、怪訝そうな顔でこっちを見てる。
ユンギの前に立って、手を差し出す。
私はユンギと身体を重ねることが好き。
普通に好きって言葉を求めてもなかなか言ってくれないけれど、ベッドの上ではたくさん言ってくれるし、愛してくれるでしょ?
差し出していた手はぎゅっと握られたかと思うとそのまま強く引っ張られて、気付けばユンギのひざの上。
初めは軽くついばむように。
首の後ろに手をまわして、ユンギを引き寄せる。
段々と深くなるキス。
自分から絡ませたはずの舌の主導権はいつの間にかユンギになっていて。
息苦しくなって、胸を押して大きく息を吸い込む。
片方の口角を上げて、口の端の唾液を拭いながら妖艶に微笑むあなた。
私を抱えたまま立ち上がるユンギに強くしがみつく。
首筋から香る、大好きな匂いを感じながらこれからの情事に思いをはせる夜。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!