第6話

Chapter 6
515
2026/02/05 15:00 更新
楽しかった飲み会も終わり、今日は土曜日でソアとマンション近くの公園に遊びに行く。社長にも公園に遊びに行くと言ったが本当に来るかまだ分からない。
あなた
ソア、昨日はおじいちゃんとおばあちゃんとは楽しかった?
うん!
2人にソアの描いた絵、上手って言ってくれたよ!
あと、お菓子も買ってくれた!
あなた
良かったねㅎ
あなた
またおじいちゃんとおばあちゃんにすぐ会えるからね
すぐに会えるというのは本当。なぜなら、私は来週に社長と出張に行くためオンマとアッパに面倒を見てもらうから。出張に行くのは水曜から金曜の三日間。日中は保育園に行っているから、そこも安心。
あなた
ソア、オンマね水曜日から三日間お仕事でいないから
あなた
その時はおばあちゃんとおじいちゃんの言うことを聞くんだよ
うん!
公演に着くと先週来た時と同じ、子供連れの親子がたくさんいた。遊具の方へ向かった時、見覚えのある顔が見えて来た。
カリナ
カリナ
おはよう
あなた
いつからいたんですか
カリナ
カリナ
うーん、30分前とか?
あなた
そんなに早く来なくても
カリナ
カリナ
だっていつ来るか分からなかったから
ジミンさん!
カリナ
カリナ
おはよう、ソアちゃん
おはよう!
カリナ
カリナ
はい、これ少し早いけど誕生日プレゼントとクリスマスプレゼント
あなた
え、なんでジミンさん…
カリナ
カリナ
昨日聞いたのはこのため
カリナ
カリナ
ソアちゃんと仲良くなりたい
あなた
だからってこれは…
あなた
なんか申し訳ないです…
カリナ
カリナ
あのね、あなたの下の名前
カリナ
カリナ
私、今すぐってわけじゃない
カリナ
カリナ
あなたの下の名前と結婚してソアちゃんの本当の親になりたいって本気で考えてる
あなた
私、もう付き合うことは…
私は正直もう誰かと付き合いたいと思っていない。それは、ソアのためでもあり第一に自分のために。ソアのためにと言うのはソアが私とお付き合いした人と仲良くなりすぎてそのあとお別れする時に離れていくことが辛くなるだろうから。そして、私のためと言うことは、ソアの父親である人とのことが少しトラウマであるから。
オンマ?
あなた
ㅎㅎ
私はプレゼントを抱えたソアを膝の上に座らせた。
カリナ
カリナ
前、お付き合いしてた人のことでトラウマがあるとは思う
カリナ
カリナ
けど、私は本気だよ
あなた
この子ができる前に彼にも似たようなこと言われました
カリナ
カリナ
あなたの下の名前がシングルマザーで辛そうだから結婚したいって思ってるわけじゃない
カリナ
カリナ
私はあなたの下の名前が入社した時から好きで
カリナ
カリナ
あなたの仕事を頑張ってる姿に惚れたの
カリナ
カリナ
だから、これから少しずつでいい
カリナ
カリナ
私のこと、意識して
ジミンさんの目を見ると、本気だってことが伝わって来た。元カレとは違う何かも感じた。この人なら大丈夫なのかもしれない。でも、ソアがそれをどう思うか。私にとって1番大事なのはソアの気持ちだから。
あなた
ソア
オンマ、なに?
あなた
もし、ジミンさんがオンマと結婚するってなったらどう思う?
嬉しい!
あなた
どうして?
だってオンマ、ジミンさんといる時すごく幸せそうだもん!
それに、私ジミンさん大好き!
あなた
そっかㅎ…
あなた
ソアもこう言ってるみたいなので少しはジミンさんのこと考えてみます
カリナ
カリナ
本当?
あなた
はい、ソアの気持ちも聞けたし
カリナ
カリナ
やったㅎ
カリナ
カリナ
これから仕事以外でもアピールするから覚悟しといてㅎ
と言ったジミンさんはワクワクしているような感じだった。話を終えて少ししてジミンさんはベンチから降り、私の膝の上に座っているソアと目線を合わせた。
カリナ
カリナ
ソアちゃん、一緒に遊ぼう
うん!
ソア、砂遊びしたい!
カリナ
カリナ
いいよ、行こっかㅎ
カリナ
カリナ
今日はソアちゃんとたくさん遊べるね
やった〜!
カリナ
カリナ
よし、行こう!
うん!
ベンチに座った私を置いて、ジミンさんとソアは手を繋ぎ砂場へと向かった。
あなた
ジミンさんが私と結婚したいか…
私は一人になったこの時間を使って考えた。ジミンさんは大学を卒業後、先代のお父様の後を引き継ぎいまに至ると言うこと。てことは、ジミンさんと結婚したらソアは後継になってしまうのではないか。

ソアは本当の父親も知らないままで大きくなっていいのか。連絡先はもうとっくに消してあるため今どこにいて何をしているのか、そもそも韓国にいることすらも分からない。大学を卒業したらアメリカへ行きたいだの言っていたから。
あなた
はぁ…
オンマ!
ソアに名前を呼ばれ、見てみれば目の前には砂で汚れたソアとジミンさんの姿。
あなた
なんで、こんなに汚れてるの
カリナ
カリナ
ごめん、砂のお城作ってたらこうなっちゃった
あなた
ジミンさんだって、それお高い服ですよね
カリナ
カリナ
ううん、気にしないで
カリナ
カリナ
私今日は汚れてもいいような服装できたから大丈夫
あなた
そうですか?
あなた
こんな短時間で汚すなんて凄いよ、ソアㅎ
でしょ!ㅎ
あなた
お家帰ろうか、汚れた服と体洗わないと
うん!
あなた
ジミンさんもうちによってください
あなた
汚れたままは気持ち悪いでしょうから
カリナ
カリナ
いいの?
あなた
はい、ソアの面倒見てもらいましたからこれぐらい
カリナ
カリナ
ありがとう
ジミンさんにソアを抱っこしてもらい、私はジミンさんの荷物と自分達の荷物を持ってマンションへ帰った。

あなた
少し散らかってますけど
カリナ
カリナ
お邪魔します
ようこそ!
あなた
ソアや、そこから絶対に動かないでね
私はお風呂のお湯沸かしに行った。冬だし、シャワーだけじゃ流石に寒い。それに湯船に使ったほうが気持ちいだろう。
あなた
今お風呂のお湯沸かしてますので
カリナ
カリナ
分かった
あなた
申し訳ないんですけどソアと一緒にお風呂入ってくれませんか
カリナ
カリナ
それはもちろんいいよ
カリナ
カリナ
これから入れていくかもしれないし
あなた
ㅎㅎ…
お風呂のお湯が沸き、2人はお風呂に入りに行った。
私はその間に、もうすぐお昼だからお昼ご飯を作ることにした。冷蔵庫の中を見て適当に作る。もちろん、ジミンさんの分も。

カリナ
カリナ
あなたの下の名前、上がったよ〜
あなた
あ、ありがとうございます
ジミンさん、ドライヤーこっち!
カリナ
カリナ
うんㅎ
ソアはどこにドライヤーがあるか把握しているため助かる。2人が髪を乾かしている間私は再びお昼ご飯を作り出した。
あなた
適当にキンパムとこのお肉塩胡椒で味付けすればいいか

お昼ご飯を作り終える頃、ちょうど2人が髪を乾かし終わったみたいで戻ってきた。
あなた
ソアや、これ運んで
はーい
あなた
あ、ジミンさんは座っててください
ソアにも手伝ってもらいご飯をテーブルに運んだ。ソアはジミンさんの隣に座り私とは向かい側。
いただきます!
あなた
ㅎㅎ、召し上がれ
美味しい!
あなた
良かったㅎ
ジミンさん、オンマの料理はね世界一美味しんだよ!
あなた
ㅎㅎ
カリナ
カリナ
チンチャ?ㅎ
うん!
カリナ
カリナ
じゃあ、私も食べてみよう
あなた
冷蔵庫にあるもので適当に作ったのでお口に合うといいんですけど…
ジミンさんはソアがさっき食べたキンパムを一口食べた。ジミンさんは何も話さないからお口に合わなかったのだろうと思った。
カリナ
カリナ
ソアちゃんの言う通り美味しい
あなた
え…
あなた
お口に合わないかと思ってました
カリナ
カリナ
ううん、久しぶりにこんな手料理食べるから感動してた
カリナ
カリナ
普段、テイクアウトだから
あなた
お口にあったみたいで良かったです
あなた
好きなだけ食べてください
あなた
これはソアと遊んでくれたお礼です
カリナ
カリナ
ありがとう
2人がご飯を食べている間に私はジミンさんの汚れた服を洗濯し乾燥機にもかけた。
あなた
これ、洗っておきましたから
カリナ
カリナ
え、ありがとう
カリナ
カリナ
この服、洗って返すから
あなた
その服あげます
カリナ
カリナ
え、でも…
あなた
大丈夫です
ジミンさん、オンマの服似合ってる!
あなた
ソアもそう言ってますから
カリナ
カリナ
分かった
あなた
今日は本当にありがとうございました
あなた
ソアにプレゼントもくれて
カリナ
カリナ
ううん、このくらいは全然
あなた
ほら、ソアも
ジミンさん、今日はありがとう!
また遊ぼうね!
カリナ
カリナ
うんㅎ
カリナ
カリナ
アンニョン、ソアちゃん
アンニョン!
ジミンさんは帰って行った。ソアがジミンさんからもらったプレゼントで遊んでいる間、私は出張の準備を始めた。入社して3年目にして初めての出張。ミンジョンやニンニンは入社してすぐに数回行っていたが、私は初めて。失敗のないように終わりたい。

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