楽しかった飲み会も終わり、今日は土曜日でソアとマンション近くの公園に遊びに行く。社長にも公園に遊びに行くと言ったが本当に来るかまだ分からない。
すぐに会えるというのは本当。なぜなら、私は来週に社長と出張に行くためオンマとアッパに面倒を見てもらうから。出張に行くのは水曜から金曜の三日間。日中は保育園に行っているから、そこも安心。
公演に着くと先週来た時と同じ、子供連れの親子がたくさんいた。遊具の方へ向かった時、見覚えのある顔が見えて来た。
私は正直もう誰かと付き合いたいと思っていない。それは、ソアのためでもあり第一に自分のために。ソアのためにと言うのはソアが私とお付き合いした人と仲良くなりすぎてそのあとお別れする時に離れていくことが辛くなるだろうから。そして、私のためと言うことは、ソアの父親である人とのことが少しトラウマであるから。
私はプレゼントを抱えたソアを膝の上に座らせた。
ジミンさんの目を見ると、本気だってことが伝わって来た。元カレとは違う何かも感じた。この人なら大丈夫なのかもしれない。でも、ソアがそれをどう思うか。私にとって1番大事なのはソアの気持ちだから。
と言ったジミンさんはワクワクしているような感じだった。話を終えて少ししてジミンさんはベンチから降り、私の膝の上に座っているソアと目線を合わせた。
ベンチに座った私を置いて、ジミンさんとソアは手を繋ぎ砂場へと向かった。
私は一人になったこの時間を使って考えた。ジミンさんは大学を卒業後、先代のお父様の後を引き継ぎいまに至ると言うこと。てことは、ジミンさんと結婚したらソアは後継になってしまうのではないか。
ソアは本当の父親も知らないままで大きくなっていいのか。連絡先はもうとっくに消してあるため今どこにいて何をしているのか、そもそも韓国にいることすらも分からない。大学を卒業したらアメリカへ行きたいだの言っていたから。
ソアに名前を呼ばれ、見てみれば目の前には砂で汚れたソアとジミンさんの姿。
ジミンさんにソアを抱っこしてもらい、私はジミンさんの荷物と自分達の荷物を持ってマンションへ帰った。
私はお風呂のお湯沸かしに行った。冬だし、シャワーだけじゃ流石に寒い。それに湯船に使ったほうが気持ちいだろう。
お風呂のお湯が沸き、2人はお風呂に入りに行った。
私はその間に、もうすぐお昼だからお昼ご飯を作ることにした。冷蔵庫の中を見て適当に作る。もちろん、ジミンさんの分も。
ソアはどこにドライヤーがあるか把握しているため助かる。2人が髪を乾かしている間私は再びお昼ご飯を作り出した。
お昼ご飯を作り終える頃、ちょうど2人が髪を乾かし終わったみたいで戻ってきた。
ソアにも手伝ってもらいご飯をテーブルに運んだ。ソアはジミンさんの隣に座り私とは向かい側。
ジミンさんはソアがさっき食べたキンパムを一口食べた。ジミンさんは何も話さないからお口に合わなかったのだろうと思った。
2人がご飯を食べている間に私はジミンさんの汚れた服を洗濯し乾燥機にもかけた。
ジミンさんは帰って行った。ソアがジミンさんからもらったプレゼントで遊んでいる間、私は出張の準備を始めた。入社して3年目にして初めての出張。ミンジョンやニンニンは入社してすぐに数回行っていたが、私は初めて。失敗のないように終わりたい。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!