母上は罪人を許すなと言った。
父上は善人を救えと言った。
母上は私を煙草の灰皿代わりにした。
父上は私を玩具のように扱った。
周りのモノは見て見ぬふりをした。
父上と母上と同じようなことをする人もいた。
母上は私をロボットと気味悪がった。
父上は私をバケモノと嘲笑った。
父上と母上は罪人になった。
私は腐った花を摘んだ。
何の役にも立たなかった綺麗なふりした花も
周りの腐った花も、全部。
罪人には罰を与えるべき、善人は救われるべき
母上と父上の言う事は正しかった。
私は閉じ込められた。
何故?どうして?なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
私は何もわるいことをしていない。
こんな世界…こんな人々は罪を犯している。
…嗚呼

何故忘れていたのだろう。
罪に罰は付き物。なくてはならないんだ
_罰を与えよ













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!