"今思えばあれは、私の初恋だった。"
__________あれから2年が経った。
しんしん、と雪が降る灰色の空を眺めていた。
もうすぐ、ホグワーツで過ごす"6度目"のクリスマスだ。
親友たちはクリスマスの予定を話し合っている。
いつもと変わらない笑顔で私を見つめるハーマイオニー。
最近一段と美人になった。女の私でも惚れ惚れするくらい。
ロンがハリーに目配せをする。
ロンとハーマイオニーは正式に付き合い始めたようだった。
同じくハリーもジニーと付き合い始めたらしい。
この2年で一気に大人になった気分だ。
本当に色々なことがあった。
色々なことがあってこうして今、みんなで笑い合えている。ずっとこのままこの時間が続けばいいのに...
みんな本当に幸せそうだ。私は思わず笑みをこぼす。
昔話が始まると、一気に盛り上がる。
何年も一緒にいると、あの頃はこの頃は_といつも話がつきない。あと一年で卒業だなんて、信じられないなぁ...
懐かしい、とみんなで言い合って笑った。
そういえば、あの頃
ミアも同じように惚れ薬を調合してドラコを惚れさせた、なんて噂があったな......
確かにあの頃から2人の関係は修復したらしいけど、それが惚れ薬のおかげなのかはわからない。
なんせ、私はもう2年。あの2人とまともに顔を合わせていないのだから。
ふとハーマイオニーが私に問いかける。
今まで男性から告白された事は何度かあったが、そのどれもに私は返事を返さなかった。
ロンが揶揄うように眉を上げ下げさせる。
もう、揶揄わないで_____
ハーマイオニーの肩を小突いた時、
後ろから声をかけられた。
少し頬を赤らめた彼が言った。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。