第3話

さよなら。
170
2026/03/02 02:37 更新








もし、この人生が小説の一部だったのなら




君と結ばれることができたのかな。
















「稜雅さーんっ」


「おー海、どうした」


「今週末一緒に水族館行かない?」


「え〜っ?」


「おねが〜い!」


「しょうがねえなぁ、いいよ。」


「やったーっっっ!」


「え、そんなに嬉しい?笑」


「あったりまえじゃん」







「りょーうがっ!」


「なーあにっ」


「明日一緒にカフェ行こー!」


「別にいいけど」


「ほんとに!?よっしゃあ」







「ねえ綾雅、今週末、」


「あーごめん、その日予定あってさ……」


「ぁ、」


「そりゃそーだよね、毎週末暇なわけないよね」


「マジでごめんな、また今度行こうぜ!」


「…うん、そー、だね」


「楽しんできてね」


「おう!誘ってくれてありがとなー」







こうなることなんて分かってた。




初めから分かっていたじゃないか。




なのに君はどうしようもなく魅力的でさー?




嫌いになれないんだ。







これから先、俺の記憶には綾雅と行った場所が増えることはない。




それでも




思い出してしまう。




君と過ごしたかげがえのない日々を。




これから先、他の誰とも過ごせないであろうくだらない時間を。
















大好き。




愛してるよ、綾雅。































小説ならば/原因は自分にある。

プリ小説オーディオドラマ