昼休み。
廊下、ざわざわ。
みれい「なんか今日うちのクラス人多くない?」
あなた「え?」
ドアの外。
他クラスの男子、ちらちら。
男子A「転校生ってあの子?」
男子B「今日めっちゃ可愛くね?」
心臓止まる。
あなた「え、なに、やだ」
みれい「バズってるわ」
だいち「は?」
立ち上がる。
はやと「うるせぇな」
しゅんた、窓から外見てる。
じんと、無言。
じゅうはゆっくりペン置く。
次の瞬間——
男子数人が教室入ってくる。
男子A「ちょっといい?」
あなた「え、あの」
ガタン。
だいちが机ずらす。
だいち「なに?」
笑ってるけど目笑ってない。
男子B「いや、話したいだけで」
はやと、立ち上がる。
はやと「ここ、観光地じゃない」
しゅんた「クラス戻りや?」
やわらかい声なのに圧。
男子たじろぐ。
その隙に。
じんと、あなたの前に立つ。
完全に壁。
じんと「用件」
低い。
男子A「え、えっと…」
じゅう、ゆっくり立つ。
じゅう「迷惑」
一言。
空気、凍る。
男子たち、後ずさる。
男子B「ご、ごめん」
撤退。
廊下も散る。
静かになる。
みれい「え、なに今」
だいち「ボディガード成功やな」
はやと「面倒くせぇ」
しゅんた「人気者やん」
あなた「ちがうって!」
じんと、振り向かない。
じんと「昼、教室出るな」
あなた「え?」
じんと「また来る」
じゅう、静かに言う。
じゅう「俺の後ろいろ」
あなた「なんで」
じゅう「危ない」
だいち「いや過保護か」
はやと「お前らやば」
しゅんた「青春やなぁ」
じんと、少しだけ振り向く。
じんと「守る」
真顔。
じゅう、かぶせる。
じゅう「俺が」
視線ぶつかる。
火花。
みれい、小声。
みれい「え、えぐい」
あなた、完全フリーズ。
かわいくなっただけで、
なぜか戦場。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。