次の日…
休日…
私は、絵名に誘われたので
3人でパンケーキを食べに行くことになった。
今日行くのは、最近できたカフェ。
絵名と彰人によると、
ここのはとっても美味しいと話題らしい。
私達がカフェの前に着くと、かなりと行列が出来ていた。
数時間後…
タッチパネル式の注文で、彰人は迷いもなく
パンケーキをカゴに入れ、それに続いて私も
いちごのパンケーキをカゴに入れた。
絵名は…というと…
…………ここからが、長いかもしれないな。
絵名の長期戦(メニューを決めてただけ)が終わって、
早速全員分のパンケーキが届いた。
私達は、静かにパンケーキを食べ始める。
2人共、笑顔になってる。
……うれしい…のかも……。
私も、少しずつパンケーキを口に入れる。
そして、彰人がチラチラとこちらを
見てきていることに気づいた。
少し間が空いたので、私は察した。
…ああ、パンケーキ食べたいんだ。
彰人が、目を輝かせて言った。
彰人は宣言通り、一口分だけ取ると、
素早く口にパンケーキを放り込んだ。
彰人と絵名が笑ってくれているだけで、
少し気持ちが楽になった。
2人が、私に気を使ってくれてるのは昔から気づいてた。
私も、そんな2人に甘えてたんだと思う。
お母さん達の仲が悪くなる前……
小学4年生まではきっと幸せ………………だったんだ。
……私は、2人に負担をかけて、
自分の居場所を無理やり作っているだけだ。
彰人が声をかけてきたので、私は
『え?……ごめん、味わってた』なんて思ってもいない
言葉を吐いた。
彰人、優しいな。
絶対感づいてるのに…触れないでいてくれるんだ。
だから、2人に甘えるのは辞めなきゃ。
────だから、もう………………












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!