コンコン
アイツの部屋に残り物を持ってきた
ノックをしても返事がない
これでも返事はない
返事がないから無視れているのかと思って
むかついてドアを荒く開く
今日事務所であんだけ寝てたのに
また寝てるのかよと呆れる
今日初めて会ったけど
なんとなくコイツと言う人間を理解した気がした
いや、裏はまだあるかもしれないけど
基本的にズボラな人間なんだな
そう感じた
近くで声をかけても起きない
横向きに寝ているせいで少しぷっくりしている
ほっぺを押そうとしたけど
そういえばこいつ俺らに触れたら
1週間禁煙と禁酒だったと思い出し
俺は優しいからやめてあげた
今の絶対寝言だな
反応した ㅎㅎ
耳の横で叫んでみる
一瞬自分におじさんと言ってきたのかと思って
ピキッたが 、
文脈的に俺に対してではなくきっと夢を見ているのだ
だんだん起きないコイツに対して
沸々と怒りと退屈を感じてきた
さっき突っつこうとしたほっぺたを人差し指で
突っついた
ふざけてみた
いや、これで飛び起きるのキモ













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!