そして起きると白い天井が見えた。
…夢?
全身が痛い
体の全部が筋肉痛になったかのような痛さ
いつ寝たんだ私
えーと、校長のヅラを見つけて…指を飲み込んだんだった
ん~、と伸びをしようとしたら、何かに手が引っ張られる感覚がした
これは…点滴?
腕には点滴が繋がっていた。
よく周りを見渡すと私がいたのは病院だった。
え?なんで?
何でこうなったのか
どうしたらいいのかわからなくてベットでじっとしていた
急に頭の中で誰かの声がした
どっかで聞いたことある声だ。
今度は頭の中じゃなくて外から聞こえた
いわれるがまま手を見ると、そこには口がっ!!
わ、私の手に口が!!
咄嗟に反対の手で叩いてしまう
ひぇっ
く、口が動いた!!
ってかあれ夢じゃなかったの!?
両面宿儺とかいう名前の奴!
口と話していると、大声を出したのを聞きつけたのか、誰かがドアを開けた
驚いて咄嗟にベチッと手を叩いてしまった
手がめっちゃヒリヒリする…
ずっと寝てた?
え?
ひぇっ
どこ?
指で示されたところを見ると…
わぉ、びっくり
校長のヅラじゃんか
アイツら…
そう言って看護師さんは出て行った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!