誰も私を見てくれなかった
親もいつもいつもタケミチばっかり
ある日思った
ありのままじゃダメなら
偽ってしまえばいいと
もう誰も知らない
本当の自分
そうすればすぐに人は集まってきた
学校でも人気者で先生からもお気に入り
親もタケミチも私を褒めてくれる
完璧の筈なのに何かが足りない
ある日タケミチが東京卍會というチームに入った事を知った
挨拶に行くことにした
完璧な笑顔
この笑顔が嫌いな人なんていないぐらいの
安定の反応だった
顔を赤くして目を泳がせたり視線を逸らしたり
総長にまで随分気に入られてるんだ
タケミチは凄いね
素敵な……か
私を見てくれてる
それだけでこんなにも幸せに感じてしまう











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。