第55話

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2026/02/19 12:40 更新













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 あ-笑った 
u  
u  
 ね 、面白いでしょ 
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 間違いない 














  ゲームセンターを出て 、

  カフェに向かう道を歩く 。

  同じような (?)放課後デートをするカップルとも

  何組かすれ違う 。





  他校の制服を見つけながら

  回ってきた噂話などをしていた 。

  他人のどうこうには特に興味はないけれど 。













u  
u  
 あそこの学校 、可愛い子多いんだって 
  lk
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 ふ-ん 













  何か期待するように吹っかけてみたりして 。

  それなりに楽しんでいた






  ところだった 。






  これだけ他校も集まる場所で

  知り合いに会わない方が難しい 。

  それがまさにこれから起こることだ 。














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 … あれ 、リノ? 













  凛とした 、でも女の子らしい声が後ろからかかる 。

  刹那 、隣の彼の肩が僅かに動いた 。

  心当たりがあるようだった 。






  そして私も何故か心当たりがあった 。

  頭の中で想像していた声と似ていたから 。












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 あ-やっぱりリノだ! 














  パタパタと駆け寄ってくるその子は

  私とは違う綺麗に巻いた栗色の髪を靡かせる 。










  想像と現実がバッチリ重なったその子は

  何度も頭を過ぎっていた リノの元カノだった 。














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 久しぶりだね … 対面では ㅎ 













  ほんの一瞬 、可愛い笑顔で私を確認して

  “ 対面では ” を付け足す小悪魔性

  女の勘が悟った 。







  「 敵意だ 」と













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 … あぁ 、 
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 こないだの電話 、ごめんね? 
 気の迷いで掛けちゃったの 
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 あっそ 
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 冷た- ㅎ 














  世の中の元カノとは

  誰でもこういう強敵チックなのだろうか 。

  「 貴女は部外者だから足を踏み込むな 」 と

  暗黙の圧にぶつかっている気分だ 。

  完全にデバフを食らった 。













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 久しぶりに会ったけど
 さらに格好良くなったね 
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 … はっ ㅎ 













  冷たくあしらい 、そっぽを向くリノに対し

  続けてストレートを打ち込むその子は

  首を傾げて 、綺麗な弧を描く笑顔を見せる 。





  でも心做しかドス黒い内側が覗けるようだった 。












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 … “ 友達 ” と遊んでるところごめんね 
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 そう言えば久しぶりに
 中学のメンツで会おうってなってるの 






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 また会えたらいいね ♡ 














  バイバイっ と手を振って

  数メートル離れた先で待っていた

  お連れの友達の中へ戻っていく元カノちゃん






  リノは無視を決め込んだ 。














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