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第5話

#5.唯一の娯楽
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2026/06/13 04:07 更新
…あの後、私はザキさんに彼の家に案内された。
行く宛や住む宛は無かったし、ありがたいのだが…正直緊張してしまう。
そもそも異性と二人きりでいるという時点で⬅️
そして夜になり…私は空き部屋のベッドで目が覚める
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
……………眠れない
初めての環境、初めての場所…そして死ぬためにザキさんから逃げ回って疲れている筈だった。
だけど…逆にそのせいか、眠れなかった。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
………夜風にでも、当たりに行くかな
そして私は布団から出て、ドアを静かに閉めて、ザキさんを起こさないようにそろりと外に出る。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
………………。
私は家から少し離れた場所まで歩き、空を見上げる。
…色はわからないから、空は真っ黒。
だけど白く、星と満月が輝いているのだけはわかる。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…星って、実は色んな色があるんだっけ
…月って、白っぽいけど黄色っていうイメージもあるんだっけ…
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…わかる日が、来るかな
…そして私は、周りを見渡す。
…さすがにこんな夜だから、誰もいないようだ。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…久しぶり、私の唯一の楽しい時間。
そして私は、歌い始める。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
辛いとき、辛いと言えなくて
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
悲しいとき、涙を流せたら
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
笑顔が張り付いて
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
甘え方も頼り方も
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
忘れちゃったよ














































_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
なにをしていても
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
不器用な私だけど
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
感情を隠すのは
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
うまくて気づかれない
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
無理して作り笑顔
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
心は泣いてるのに
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
本当の気持ちをぐっと押し殺して
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
大丈夫が口癖に
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
元気な素振りして
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
こんなに胸が痛いのに…











































































_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
本当は
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
辛い時、辛いと言えなくて
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
悲しいとき、涙を我慢して
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
弱さを見せられない
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
心が砕けて苦しくて
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
壊れそうだよ…
ザキ
……。
喉が渇いて起きた俺は、水を飲んで部屋に戻ろうとした。
すると、茉愛に寝かせた空き部屋のドアが開いてることに気づく。
ザキ
…ん?茉愛の部屋の扉…少し空いてる?
キィ…
ザキ
ッ!?、いない!?
扉をそっと開けると、ベッドで寝てる筈の茉愛がいなかった。
ザキ
茉愛!?どこだ!?
ダッダッダッダッダ!
俺はすぐさま、家のなかをドタバタと駆けて探す。
が、やはり茉愛はいない。
ザキ
ダメだ…家のどこにもいない…一体どこに…
ザキ
ま、まさかアイツ…また自殺しに…!?
ザキ
クソ!!
ダッダッダッダッダ!
俺は急いで、茉愛を探すために家を飛び出した。
ザキ
茉愛!どこだ!いたら返事…
~♪
ザキ
…ん?歌?なんでこんなところで…
ザキ
ッ!!









































































































































_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
しっかりしなきゃ
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
しっかりしなきゃって
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
そう思って生きてきた
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
それが今の私を作った
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
気づいて欲しいけど
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
気づかれるのが怖い
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
辛い時、辛いと言える君
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
悲しい時、泣ける君はいいね
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
本当に強いのは
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
君みたいに誰かに頼れる人だよ









































_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
辛い時、辛いと言えたなら
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
悲しい時、涙を流せたら
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
弱さを見せられない
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
強がりの私が一番
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
弱虫なんだよ
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
『助けて』って言える強さが欲しいよ…
ザキ
………………!!
歌声の主は、茉愛だったのだ。
…その歌の歌詞は、悲しく感じたが、共感できるような部分もいくつかある。
茉愛が歌ってるから…余計に。
…だけど、そんな切ない歌を歌ってる茉愛は、
今日見たどの顔よりも、楽しそうに見えた。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…って、え!?
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
ザ、ザザザザザキさん!?
歌うのに夢中だった茉愛がこちらにようやく気づき、
歌に聞き惚れてた俺も我に返り、
溜め息つきながら茉愛の元に歩み寄る。
ザキ
はぁ、まったく…
ザキ
急にいなくなるな。心配したんだぞ。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
あ…す…すみません、眠れなくて、つい
ザキ
…また死にに行ったのかと思った
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
あぁ…まぁそうなりますよね…
ザキ
まぁでも…
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや























































ザキ
…綺麗な歌声だった。
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
!!
ザキ
歌詞は切ないとか…悲しいのが多かったんだが…だけど透き通るような…声ばかり聞いてしまってた
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…………。
ザキ
…まぁそれとして、起こしてもいいからどこか行くなら俺に声掛けてか
ザキ
ら…?
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
ッ…ううぅ…
茉愛は突然、涙を流して泣き出してしまった。
ザキ
は、ちょ、どうしたんだ!?
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
すみません…歌を…褒められたのが…
初めてだったので…嬉しくて…
ザキ
……!!
ザキ
…そうか
ザキ
大丈夫だ、お前の歌は綺麗で上手い
自信、持っていいとおもう
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…ありがとう、ございます
ザキ
…そろそろ帰るか
_彩月@さいづき_ _茉愛@まや_
彩月さいづき 茉愛まや
…ですね
そして俺達は、一緒に帰路を辿る。
川辺の蛍の光達に、出迎えられながら。

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