第35話

新たな出会いと再会の段
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2026/03/30 07:00 更新
絳鵐こうむside】
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
………
雑渡昆奈門
……ねぇ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
……
雑渡昆奈門
なんでずっと黙ってるのさ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
話す内容も無いんですから
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
黙ってるのは当たり前では?
雑渡昆奈門
なんでそんな冷たい反応なのよ…
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
1人で居たい時に隣にいるのが悪いです
雑渡昆奈門
えぇ〜…
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
……!
人の気配がしたので
キョロキョロと辺りを見渡すも
誰も居なくて俺は警戒心が
どんどんと高くなっていく
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
……怪
雑渡昆奈門
…もしかして気づいてる?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
…何がです?
雑渡昆奈門
私の他に誰かいることに笑
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(やっぱ居るのか…)
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
なんで居るんです?
雑渡昆奈門
ん〜、2択あるね
雑渡昆奈門
1つは、私を連れ戻しに来たか
雑渡昆奈門
2つは、君を観ているか
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
…は?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(なんで俺なんか見てんだ?)
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
俺の事見て何か利益でもあるんです?
雑渡昆奈門
それを言われれば無いとは思うけど
???
組頭
雑渡昆奈門
お、陣内
雑渡昆奈門
出て来たね
山本陣内
こんな小さな子供に警戒心をずっと
出させる訳には行かないでしょう…
山本陣内
ごめんね
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
……はい…
高坂陣内左衛門
組頭、小頭
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
…?!
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(もう1人来た!)
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(あれ?この人俺に気づいてない…?)
高坂陣内左衛門
……?
高坂陣内左衛門
うぉっ?!
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
…!
高坂陣内左衛門
え、いつそこに…?!
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
えっと…貴方が此処に来る前から…です
高坂陣内左衛門
ぇ、そうなのか…?疑
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
はい…
高坂陣内左衛門
……汗
雑渡昆奈門
ふふ…陣左もまだまだだねぇ笑
高坂陣内左衛門
ぇ、あ、はい…
山本陣内
組頭、そこまでにしてください
雑渡昆奈門
んふふ、わかったよ
雑渡昆奈門
んで、陣内
雑渡昆奈門
どう?
山本陣内
…そうですね
そう言ったあと
陣内と呼ばれている人は
俺のことをジッと見つめてきた
山本陣内
……やはり同一人物ですね
雑渡昆奈門
そっか
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
同一人物…?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
あの、どういう事ですか?
山本陣内
嗚呼、いや実はね
山本陣内
8年ほど前の出来事なんだけれどね
山本陣内
君と似たような子を
3年間ほど育てていたんだ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(8年前?3年間?)
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(俺がたまに見る夢…というか)
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(お母ちゃんの命日の出来事の話…)
山本陣内
その子の母親から頼まれて居てね
山本陣内
迎えが来るまでの少し間
山本陣内
私の息子をお願いしますって
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
…その子のお母さんは
どうなりましたか?
俺は真実を確かめるために
恐る恐るそう聞いてみた
そう聞いたあと
陣内さんは悲しそうな顔をした
山本陣内
……頼まれたその日の内に
亡くなったことが判明したよ…
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
……!
その時点で確信が着いた
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
僕のお母ちゃんは、
あるお城のくノ一でした
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
でも、お父ちゃんの家系に
嫁ぐことになって
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
お城から離れて
くノ一のお仕事を辞めました


卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
俺のお母ちゃんが
亡くなったのは8年前です
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
お母ちゃんを狙った襲撃でした
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
くノ一時代の逆恨みで神社の離れにある
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
俺とお母ちゃんが
住んでる別荘を襲われました
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
その時にお母ちゃんが
務めていたお城に逃げ込みました
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
その時に助けてくれた忍びの人が
すごく印象に残っているんです
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
でも、名前を忘れちゃって
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
お世話になったのは覚えているんです
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
もしかしてですけど、
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
陣内さん、僕のこと
育ててくれましたか…?
山本陣内
…笑
山本陣内
嗚呼、 卜部絳鵐うらべこうむくん
山本陣内
私は君が6歳になるまでの
3年の間の世話をしていた者だよ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
…ッ!陣内さん!泣
俺は陣内さんに抱きついた
山本陣内
おぉっと…!
山本陣内
甘えん坊な所は
変わっていないんだな笑
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
ずっと会いたかったんです!
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
お礼がしたくて!
山本陣内
お礼なんて要らないよ
山本陣内
またこうやって会えたことが
お礼になるからな
そう言って陣内さんは頭を撫でてくれた
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
……!
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
んへへ…笑
山本陣内
……笑





雑渡昆奈門
……ちょっと〜陣内〜?
雑渡昆奈門
2人の世界に入らないで〜?
雑渡昆奈門
陣左も居るんだよ〜?
高坂陣内左衛門
い、いえ!私は別に…!汗
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
雑渡さんうるさいです
雑渡昆奈門
え、
山本陣内
こらこら、そんなこと言わないよ?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
だって、せっかく陣内さんと
再会出来たんですよ?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
もう少し余韻に
浸ってたいじゃないですか…拗
そう言ってピッタリと陣内さんにくっつく
山本陣内
それを言ってくれるのは嬉しいが
山本陣内
もう少し周りに優しくしてくれた方が
私は嬉しいかな?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
別に優しいですもん…
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
雑渡さんは俺が1人で居たい時に
限ってずっと話しかけてくるし
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
話さないとずっと着いてくるし
雑渡昆奈門
ちょっと、
陣内の前でその話しないで…!汗
山本陣内
絳鵐こうむ、他には
どんなことをされたかな?笑
雑渡昆奈門
え、ちょっと陣内?
山本陣内
昆奈門は黙ってなさい
雑渡昆奈門
…はい
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
えっと、嫌だって言ってるのに
見かけたら話しかけてくるし
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
お昼寝をよく邪魔されるし
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
挙句の果てには、
部屋にまで侵入して来たことも…
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
ぁ、
そこまで話した後
陣内さんの顔が黒くなってるのが見えた
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(これ見た事ある)
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
(怒ってる時だ)
山本陣内
昆…
雑渡昆奈門
ヒェ…は、はい…
山本陣内
今の話は全て本当か?
雑渡昆奈門
まぁ、本当です…
山本陣内
……そうか…
陣内さんが俺の頭を少し撫でたあと
山本陣内
すまんな、うちの組頭が
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
いえ、大丈夫です…
山本陣内
高坂、絳鵐こうむを頼んでもいいか?
高坂陣内左衛門
勿論です
陣内さんの膝から高坂さん?の
膝の上に移動させられた
膝の上に乗っけた後陣内さんは
俺の頭を撫でながら
山本陣内
私は少し組頭と
話をしないと行けないからな
山本陣内
少しの間高坂のところに居てくれ
山本陣内
まぁ、気分が変わったなら
何処かに行くでもいいぞ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
わかりましたぁ



山本陣内
行きますよ、組頭
雑渡昆奈門
えぇ、ヤダよ
山本陣内
…行くぞ、昆
雑渡昆奈門
……わかったよぉ…
俺は陣内さんに連れて行かれる
雑渡さんに手を振りながら
膝の上に乗っけてくれいる高坂さんを見る
高坂陣内左衛門
…?
高坂陣内左衛門
どうした…?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
名前、教えてください
高坂陣内左衛門
嗚呼、私は高坂陣内左衛門だ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
高坂さん…でいいんですよね?
高坂陣内左衛門
そう呼んでくれ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
あの、1つ聞きたいんですけど
高坂陣内左衛門
なんだ?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
後ろにいる3人は、
タソガレドキ忍軍の方ですか?
高坂陣内左衛門
…?!
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
少し前から気配がありました
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
雑渡さんと初めて
お会いした時にも感じた
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
雑渡さんを除いた4人のうちの3人
高坂陣内左衛門
何故わかった…?
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
たまに感じて居たんです
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
視線や気配を
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
その気配を覚えておいて
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
いつかタソガレドキの方に
聞こうと思って居たんです
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
タソガレドキの方では無ければ
即刻、先生方に話をしに行かなければと
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
そう考えていたんです
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
でも、高坂さんの反応からして
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
タソガレドキ忍軍の方だと
認識していいんですよね?
高坂陣内左衛門
あ、嗚呼…いいぞ
高坂陣内左衛門
確かに3人はタソガレドキの者だ
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
やっぱりそうでしたか…
俺は高坂さんの膝の上から立ち上がり
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
数ヶ月前から気配はありましたけど
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
邪心を持っているような
感じはなかったので
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
予想が当たっていて良かったです笑
高坂陣内左衛門
…ッ!
振り向いた後笑顔でそういうと
高坂さんは何か恐ろしいものでも
見たかのような表情をした
でも、少し懐かしそうに
俺と誰かと重ねているような感じもした
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
膝の上、居心地良かったです
高坂陣内左衛門
あ、嗚呼そうか…
卜部 絳鵐(うらべ こうむ)
ありがとうございました
高坂さんに深くお辞儀をした後
俺はその場を離れて行った
【高坂side】
高坂陣内左衛門
あの時の姿…
高坂陣内左衛門
あの人にそっくりだった…
高坂陣内左衛門
(女だと思えないほど強く)
高坂陣内左衛門
(立ち振る舞いも
目を惹かれるものばかりだった)
高坂陣内左衛門
あの人の息子だって言うのは
本当のことなんだな…
高坂陣内左衛門
……
高坂陣内左衛門
ホーッ
高坂陣内左衛門
ホーッホー
高坂陣内左衛門
(組頭と押都小頭が気になる理由も
少しわかった気がする)
ごめんなさい物語考えてたら
こんな時間にまでなってて…汗
思ったよりも昔の話って
書きたいけど難しいですね汗
1000♡⤴︎200☆⤴︎ありがとうございます😊🙇‍♀️

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