第4話

凶器を持ち去った犯人〜（前編）

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2021/03/31 06:55

帝丹小学校の帰り。

小島　元太

とうとう明日だな、鰻重何倍食おう。

吉田　歩美

ハハッ！元太君、やっぱり食いしん坊なんだから。
後、鰻重あるとは限らないんだよ。

円谷　光彦

そうですよ。

小島　元太

俺になんか文句あるのか。

円谷　光彦

い、いえーっ！な、何にもありません。

吉田　歩美

な、無いよ無いよ。

吉田　歩美

あ、そういえば皆んな。

少年探偵団

（歩美以外）
何？歩美／ちゃん。

吉田　歩美

ちょっと話が長くなるんだけど、
私ね、絵が上手く描けなくて困ってるの。
だから、誰か絵が上手く描ける人に
教えてもらって　上手くなるまで
学校休ませてあげるから習っておいで。
ってお母さんに言われたの。
だから、絵が上手く描ける人、
いないかなーって、思ってるの。
ねえ、この『少年探偵団』でも、
クラスのお友達でも良いから
絵が上手い人、いない？
あ、後　何故相談した理由だけ言っとくね。
絵日記でお直しされてばっかなの。
だから、お願い。

円谷　光彦

えー！歩美ちゃんしばらく　学校、休むんですか！？で、そう言えば　コナン君大人かのように上手いですよ。ねえ、コナン......くん！？って
コナン君いないじゃありませんか⁉︎
皆んなコナン君を手分して探して下さい。
見つけたら、後を追いながら、
探偵バッチで知らせて下さいね！

江戸川　コナン

ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ（＾ω＾）
ったくあいつらったら皆んな話が
長いんだからよッ。チッ。
ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ（＾ω＾）

江戸川　コナン

ただいま。

毛利　蘭

お帰り、コナン君。

夜間。

江戸川　コナン

蘭姉ちゃん、おかわり。

毛利　蘭

コナン君いつもいっぱい食べるのにお腹痛く無いの？

江戸川　コナン

うん。蘭姉ちゃんの料理、いつも美味しいから。

毛利　蘭

そう？ありがとコナン君。

毛利　蘭

でも、あいつなんかいっつも少食なのに。

江戸川　コナン

あいつって......もしかして新一兄ちゃんの事？

毛利　蘭

うん......ってこんな話した私が悪かったね。
ごめんね。さっさとご飯入れるわ。

毛利　小五郎

チッ。そんな奴ほっとけほっとけ。

毛利　蘭

はーい、ほっと来ます。よしコナン君。
食べようか。

江戸川　コナン

うん。そうだね。おじさんも勝手に食べると思うし。

毛利　小五郎

さてと『ヨーコちゃーん』のライブを見るとする......か！？ってら、蘭⁉︎

毛利　蘭

ヨーコさんのライブは禁止！毎週録画は消したし、
ヨーコさんの番組は全部録画出来ないようにした！
ヨーコさんにもお父さんが　近寄って来ても　あわないようにも、しじした！

毛利　小五郎

そ、そんなはずは......

小五郎は録画番組を開いた。

毛利　小五郎

蘭！どうやって録画出来ないようにした！？
蘭の好きな番組もみれないようにしてやる

毛利　蘭

ん？何か最後につずやいた？
蘭の好きな番組も出来ない様にしてやるみたいな事？っていうか全部丸聞こえですけど。

実は少年探偵団は真夜中に
哀ちゃん、元太君、光彦君、歩美ちゃん、
主人公江戸川　コナン　（新一）を入れて
全員の家のちょうど真ん中にある『
米花公園に集まる事にしていたのだ。
ようやくみんな集まった。

江戸川　コナン

みんな、今は真夜中だから、静かにしろよ。
灰原は声が薄いから良いけど特に元太と歩美！

灰原　哀

あら、江戸川君、以外と優しいのね。
友達には。
それで　聞くけど、下校中、一人で
どこへ行ってたの？

翌日。

コナンと蘭

おじさん／お父さん行って来ます。

毛利　小五郎

よし、今日やるヨーコちゃんの番組をっと
あれーリモコンは？

　小五郎は　蘭ちゃん達がリモコンを
持って行った事に気がついた。

毛利　小五郎

蘭の奴、リモコン持って行きやがって。
俺は絶対、許さねぇ。

宿の方を除くと......

毛利　蘭

予約していた毛利です。

宿の人

はい。毛利さんですね。

宿の人

お母さん、お母さん。

宿の女将さん

何？貴女。

宿の人

毛利さん達を部屋にお連れ。

宿の女将さん

はいはい。行きましょうか。

コナンと蘭

あぁ、......（＾ω＾）

宿の女将さん

部屋の鍵番号は３０５になります。

宿の人

お母さん。そんなにお客さんの為に
働かなくて良いんだよ。
私の仕事が減って　筋肉痛になっても
困るからね。

円谷　光彦

着きました。

円谷　光彦

毛利さん達と一緒の部屋に予約していた
円谷です。何号室ですか？

宿の人

３０５です。開けてもらって下さい。
子供の一名様ですか？

円谷　光彦

はい。

宿の人

行ってらっしゃいませ。
左の角を曲がって突き当たりにございます。
ごゆっくりどうぞ。

円谷　光彦

はい。有難うございます。

円谷　光彦

もしもし。光彦です。元太君、
歩美ちゃん、コナン君、哀ちゃん、
蘭さん　いますか。

江戸川　コナン

僕と蘭姉ちゃんはいるよ。

作者

次回は（中編）となります。
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第5話凶器を持ち去った犯人（中編）

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。