俺の出番がやってきた。俺はびっくりしてる。
だって今まで来なかった親が来たから。
いや、俺の手紙を持ってきてくれただけか。
俺の遺書を‥‥‥
これからの俺へ
天国は、今幸せですか?
どんな生活してますか?
心から笑えてますか?
俺は、今全然幸せじゃない。
両親は、俺をゴミ扱いする、クラスの奴らも。
先生は、知らんぷり。
ぶつかったら殴られるし、話かけたら悲鳴をあげられる。
先生に言っても対処されなかった。
親に言っても何にもならないから言わない。
どうして子供の俺が大人の機嫌を伺わなければならない?人は皆平等と言うけれど、全然平等じゃない
先生も他の奴には構うのに俺には、構ってくれないし、皆んなの親は子供を無視しないと思う。
俺が、どれだけ頑張っても褒めてくれないし、構ってくれない。
終いには、うちの子じゃないと家を追い出されたこともあった。
こんなことをされて生きている俺は、自分で言うのもなんだけど、すごいと思う。
だから俺は生きていくことをもう諦めた。
これから、死のうと思う。
もう、生きるのが辛い。疲れたんだ
でもこれだけは言っておくよ。母さん、父さん、俺の親でいてくれてありがとう。バイバイ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。