第3話

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2024/03/31 13:21
Dahyun
Dahyun
お疲れ様ですー

そう言いながら、マネオンニと共に暖簾をくぐる






数日前、無事にONE SPARKのカムバ活動が終了した

今日はその打ち上げの日

行きつけのお店を貸し切って、メンバーやマネージャーさん、ダンサーオンニなど、カムバに関わった多くの人が集まる予定だ



足を踏み入れてすぐ、入り口のそばに座っていたマネオッパが私に気づき、「ダヒョナ!」と声をあげた

お疲れ様です、ともう一度頭を下げると
「あっちだよ」と奥の卓を示される

指の指す方を見ると、その先にはみんなが座っていた

軽く手を振ってそちらに向かう
Nayeon
Nayeon
ダヒョナ〜!
Jonghyun
Jonghyun
ごめんね、先に少し始めてた笑
なるほど

既にテンション高めなナヨンオンニに招かれるまま、その隣に座る

とりあえずお冷を注文したところで、いないメンバーがいることに気づいた
Dahyun
Dahyun
あれ、チェヨンとサナオンニはまだですか?
向かいに座っていたモモオンニが顔をあげる
Momo
Momo
チェヨンは今お手洗い行っとって、さーたんはちょっと遅れるって
Dahyun
Dahyun
あ、そうなんですね
Momo
Momo
おん
先始めててって
…ふうん

一瞬感じた心の沈みを無視するように、「それ美味しそうですね」とモモオンニの食べている豚足を一口もらった







しばらくしてチェヨンが戻ってきた

それを確認したジヒョオンニが立ち上がって
Jihyo
Jihyo
みなさーん!
全員揃ってないですけど、遅くなっちゃうので乾杯しましょう!
…流石の声量だ


その声に一同が歓声をあげ、私も拍手で参戦する


ジヒョオンニがグラスを掲げた
Jihyo
Jihyo
じゃあ本当に、
カムバお疲れ様でした!
Jihyo
Jihyo
乾杯!!


「「乾杯!!!」」











Chaeyoung
Chaeyoung
ミナオンニそこのお刺身とってくださいー
Mina
Mina
ん、これ?
Chaeyoung
Chaeyoung
それ!
Nayeon
Nayeon
チェヨナ!こっちのも美味しいわよ!
Tzuyu
Tzuyu
あ…オンニ服の袖に醤油…

すぐに賑やかになる場の空気

1年ぶりのカムバだったのもあって、皆気合が入っていたから、その分今日は盛り上がるだろうな
Momo
Momo
ナヨンオンニ、今日酔うん早いな
Dahyun
Dahyun
ですね笑
みんな、いつも以上に楽しそう

最近は仕事や帰省で別々の時間を過ごしたから

もう10年目だというのに、数日ぶりの集合ってだけでテンションが高いTWICE

___可愛すぎでは
Chaeyoung
Chaeyoung
ダヒョンオンニ?
なんで笑ってるの
…チェヨン、そんな不審そうな顔しないでよ
Dahyun
Dahyun
あ、いや楽しいなって
次の瞬間、急に誰かに抱きしめられ息が止まった
Nayeon
Nayeon
なんて可愛いこと言うの、ダヒョナ
私も楽しいわよ♡
Tzuyu
Tzuyu
、あオンニ動かないで…
ナヨンオンニの染み抜き中だったツウィ、オンニが私に抱きついたせいで揺さぶられて可哀想

…私もちょっと苦しいから離してくれると嬉しいかも。ね、オンニ。




そんな中、携帯を確認していたジヒョオンニが「あ」と呟いた
Jihyo
Jihyo
サナ、もう着くって








____え、



胸がトクっと音を立てる



Jonghyun
Jonghyun
あ、サナ来るって?





ジョンヨンオンニの声がしたその時














Sana
Sana
お疲れ様で〜す!














サナオンニが到着した











瞬間、色んな感情が頭を駆け巡る














______お疲れ様ですオンニ






______何で遅くなったんですか、







______会いたかったです














言いたい言葉が浮かんでは消えて



















だけど結局、何も出てはこなくて。



















彼女を労うみんなに紛れて、その眩しい笑顔から目を逸らした

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