side 物怪瑠衣
この言葉でここの空気が一気に張り詰めたものになったのがわかる
重々しい空気がアグリーダックの事務所内を包み込む
天命が回答に悩んでいたが仁は意を決したようにそう言った
なんか…本当に人数の問題だとしてこの天命の反応が気になる
まさか…嘘?だったとしてなんで…
…そういうことか
…わかっていた
事件を解決する時も結局は仁がいないと駄目だった
だから俺1人その魔法少年になったところで足手まといになる…
仁の邪魔になる
なら魔法少年にはならなくていい
霧は…どうするんだろうな
きっと優秀な魔法少年になれるんだろうな…
side 司波仁
後悔していた
瑠衣に正直に伝えてた方が良かったか
いなくなったとき力ずくでも引き止めれば良かったか
答えのない問いがグルグルと渦を巻いていた
大地の瞳はゆらゆらと揺れていた
いつも真っ直ぐだからかとてつもない違和感があった
こうして俺も斜目町に帰ることにした
グループチャット画面

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。