side 物怪瑠衣
あのままほぼ1日この事例について3人で調べたけど特にわかったことはなかった
不自然なくらいに
何が起こるかわからない、か
なんか…仁みたいなこというな
そういうと天命は慌てた様子で夜の街へと消えていった
とりあえずあそこまで言われたら仕方ないし霧と一緒に帰ることにした
そう霧は呟いた
やっぱり…仁も天命も何かあるのか?
声の方を見ると真っ黒な“何か“がゆっくりこっちに近づいて来てた
なんだ…あれは…?
霧に言われて後ろを振り返ると…
さっき見た物体によく似てる…
けどこちらの方が少し大きめだった
待てよ、これまさか俺…死ぬ?
ふと声の方を見ると見慣れた仲間がそこにいた
安心したのも束の間
霧の近くにはもう1匹いた
さっき天命と仁が重なったのは
同じ“秘密“があったから…?
この2人は誰のことを話しているんだ?
まあ…それよりも気になることが多すぎるんだけどな
特に断る理由もないし今までの悩み事も解決しそうな気がして俺たちはアグリーダックの事務所に行くことにした
ただ…この姿の仁を見てから思ってた
なんていうか…“初めて”見た感じがしなんだよな


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!