風になびく黒髪がとても綺麗で、透き通っていて、柔らかかった。
笑顔は花が咲くように儚げで、優しくて、
彼女はヒロインだった。
僕にとって天使だった。
彼女は言葉に言い表せないぐらい綺麗だ。
まぁ告白する勇気もないし、話したこともあまりないけど。
ある時、
と言われたので来た。
そう言って彼女はフェンスを登り始める。
止める勇気は僕に無くて、
フェンスを超えたと思えば
彼女は僕が見た中で一番綺麗で儚いほほ笑みを浮かべ
屋上から飛び立った。
もちろん天使というのは揶揄だ。
彼女はただの女の子だ。
追いかける勇気もなかった。
授業はサボることにした。
彼女は僕にとって天使だ。
fin












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。