真っ暗、何も見えない 聞こえるのは…
あの二人の会話…それと窓を開けてと言うも聞こえる
風の音 強風が吹いてるのか 車の速度が早いのか…?
見えなくて分からない、
何度 双子に「目隠しを外してくれ」と頼んでも
外してはくれない、俺が格下と思っているし
俺をまだ信用してないのかもしれない、
2人とも 俺を心配…はしているらしい
そのおかげで 俺は凄く快適だ
右側に敦 左側に彩芽俺は誰かの手か分からないが出された手を取り
地面…いや舗装された道を歩いた
次第に家の中へ入って 階段を降りた…
多分 地下へ行くんだと思う
???
そう言って俺の目隠しを取った
ゆっくり…目を開ける
そこは、俺の住んでた部屋よりも広く豪華な
鉄格子で囲まれて上には監視カメラをつけられた
広い檻
今 色々な感情が溢れて…どんな反応をすれば…?
2人は俺に巻きついた…その動きは蛇が
獲物を捉えた時 の様で…
俺は理科できた、俺は…弱者だ
諦めろ。
頭にそんな選択肢が浮き出る、
多分 ここに居たら俺は楽になると思う
無理して強い口調で話さなくて良い
無理して金を奪う事もしなくていい
親父に暴力を振るわれる事も
あのジジィ達にまた、犯される事も…無い。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。