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第1話

君は誰?
7
2026/05/18 10:10 更新
またあの夢を見た
鈴木歩
ねぇ
(なまえ)
あなた
…...
姿は少ししか見えないただ立っているだけでなにも言わない女の子の夢
鈴木歩
なにか言ってよ
(なまえ)
あなた
…...
なにも言わない。僕はその女の子のことなにも知らない
好きなことも趣味も…...
名前も
でもなぜか知ってるような気がする
僕は不思議でしょうがなかった
鈴木歩
君は…...誰?
(なまえ)
あなた
…...
その女の子は少し悲しそうな顔をして
鈴木歩
まっ…...!
消えてしまった
鈴木歩
はっ
ピピピッピピピッ
鈴木歩
またこの夢…...
鈴木歩
(あの子は誰なんだろう…)
僕は高校二年生だ
相変わらず友達も少なく、ただただ普通の生活をしていた
鈴木歩
(準備しなきゃな)
そう思いながら洗面所へ向かう
授業中あの女の子のことを思い出した
その女の子はなぜなにも言わないのかわからなかった
でもこれだけは分かる
あの子とどこかで出会ったことがある
僕は不意にあの幼なじみのことを思い出した
過去________
幼なじみの名前はあなたの下の名前
病弱で毎日家にいた
その子のことが僕は好きだった
あなたの下の名前はとても優しかった
突然五年前あなたの下の名前が消えてしまった
それからずっとあなたの下の名前は見つかっていない
数日後、お母さんはあなたの下の名前のことを知らなかった
あなたの下の名前のお母さんも
僕だけが覚えていた
あなたの下の名前と仲がよかった友達すらも
僕は一週間ぐらいあなたの下の名前のことを探していた
でも見つからなかった
久しぶりに僕の家に戻ったら…...


























お母さん、お父さんは死んでいた
鈴木歩
お母さんっお父さんっどうしてっ泣
僕はひたら泣き続けた
お母さんは僕にずっと寄り添ってくれていた
友達関係がうまく行かないとき、高校受験のとき
悩みを話しているときずっと真剣にきいてくれていたんだ
お父さんは僕とよく遊んでくれたり、ずっと見守ってくれていたりしてくれていた
鈴木歩
お母さんっお父さんっありがとう…...っグスッ
それから数日後

お母さんとお父さんの葬式が行われた
祖父母の家で住むことになった
祖父母はとても優しかった
でもなにか足らないような気がした
それはお金でもなく
あなたの下の名前の元気な明るい声、お母さんの優しい安心する声、お父さんの笑顔
また4人で笑い合いたい…...そう思った
そして…...


病気が治ったらあなたの下の名前と一緒に遊びたかった
僕はいろいろな後悔が頭の中をぐるぐるとまわった
もっと一緒にいればよかった
もっと話しとけばよかった
3人は僕にとって大切な人だった
鈴木歩
合いたいよ…...っ泣

















泣かないで
鈴木歩
えっ…...?
一瞬あなたの下の名前の声が聞こえたような気がした
鈴木歩
あなたの下の名前…...?
僕はあることを思い出した
(なまえ)
あなた
泣かないで
(なまえ)
あなた
せっかくの綺麗な顔が汚くなっちゃうじゃん….
(なまえ)
あなた
もっと自分に自信をもっていいんだからね笑
鈴木歩
ごめんね今度は泣かないよ
僕は空に向かって言った
これからはどんな困難にあっても頑張っていこうと思った
鈴木歩
あなたの下の名前、お母さん、お父さん…...僕頑張るよ
そう思えた

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