第5話

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2025/11/08 11:14 更新
数週間経っても、学校に行くとやはりいじめはなくて、色んな人が話しかけてきた。

良いことでもあるが、見た目が可愛くても問題はあるようで…
生徒
ねぇ、お前彼氏とかいないの?
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
え?いませんよ?
急に話しかけられたのでびっくりした。
生徒
まじ?じゃあ俺と遊ばない?
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
(え?、これが世に言うナンパってやつ?!)
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
え…
びっくりして固まって黙っていると生徒が続ける。
生徒
黙ってるってことは良いってことだよな?じゃあ放課後…
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
おい!
困って断れずにいると、空蘭の後ろからよく響く声が聞こえた。
びっくりして振り返るとそこにいたのは海斗だった。
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
おいお前、“俺の”空蘭になにしてんだ?
海斗が空蘭の側にきて、“俺の”を少し強調して言った。
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
///(俺の?!)
まずはナンパされ、海斗が出てきたかと思うと空蘭のことを“俺の”だなんて言い出すので、展開が速すぎてついていけない。


空蘭が顔を赤く染め、たじろいでいると生徒が言う。
生徒
こいつ彼氏いたのかよ、まあそらそうだよな。
と呟き、舌打ちをして去っていった。



話が速すぎて、空蘭がぼーっとしていると海斗が口を開いた。
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
お前、大丈夫なのかよ?
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
え?なんで?
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
だってお前、ナンパされて断れないんだろ?ちょっとは反抗しろよ
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
見てるこっちが心配になるわ
二言目は呟き程度だったのだが、空蘭にははっきりと聞こえた。
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
…ありがとう
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
はい?何がだよ
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
助けてくれたの。困ってたから。
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
…お、おう
海斗は少し頬を赤らめてぎこちなく答える。

そんな海斗を見て、空蘭までドキドキしてくる。
家に帰ると、いつものように屋上に行った。
空を見るのももちろんだが、空蘭にはもう一つ思惑があった。
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
(海斗に会えるかもしれない…)
そんな淡い期待を抱きながら屋上へと向かう。


空蘭の思惑通り、向かいと窓には海斗が顔を覗かせていた。


目が合ったが素早く目をそらし、2人とも何も言わなかった。




やがて空蘭が口を開く
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
…ねえ、なんであの時“俺の”って言ったの?
鼓動が早く感じられて、体が熱くなるのを感じた。
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
… それぐらいしか思いつかなかったんだよ。…嫌だったんなら…ごめん
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
え!嫌だなんて…むしろ…嬉しかった…
嬉しかったと小声で言う空蘭。


少しだけ心を開き出すようになった空蘭と顔が赤くなる海斗。
2人はお互いの姿が美しい夕焼けに映って見えた。
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
…なら…良かった。
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
てか、今夜またここに来れる?
白石空蘭 (しらいしそらん)
白石空蘭 (しらいしそらん)
え?なんで?来れるけど
葉山海斗 (はやみかいと)
葉山海斗 (はやみかいと)
じゃあ来いよー
それだけ言い残して海斗はカーテンを閉めてしまった。



空蘭はなにか気になったので、今夜屋上に出てみることにした。

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