you side
流石の体力オバケ達も、1週間近くの合宿には疲れたらしく
帰りの新幹線は爆睡だった。
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宮城から帰ってきて、ミーティングを終わらせた音駒高校バレー部は ようやく解散になった
帰りの新幹線でもずっと考えた結果、バレー部のマネージャーになる事を決めた
暗くなるまで学校に残れる上、鍵の管理を引き受ければ いつでも任務にかかれる
もの凄く都合が良い。
明日にでも黒尾さんに伝えるとするか
今日は呪いの相手をしなくちゃならないからね。
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黒尾side
あなたにマネージャー勧誘してから帰ろうと思い、研磨には先に帰るよう言った
もしかしたら待っててくれるかなーって思ったけど、真っ直ぐ帰って行ったよあの子。
うん、まぁ研磨らしいよね。うん
そこそこの声量で呼んだけど、あなたは気付かずに歩いていってしまう。
てか、あれ?そっち校舎の方だけど…
やっぱり気付かない…
…着いていってみるか
to be continued
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!