私は実験動物。
人類の為に戦わなければ行けない道具で、外の世界の事なんか考えた事が無かった。
でも、あの子は眩しくてこんな私なんかを助けてくれた優しい子なんだ、だから__
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ー小さい頃、私は無理矢理異宙人と戦わされて酷く怯えて泣いていた。
泣いていた私に声を掛けたのはある女の子だった。
カンナちゃんは最初は凄く変な子だと思った。
だって、カンナちゃんは私には考えた事もないような事を言っていていたから。
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あの時、カンナちゃんが私に名前を付けてくれなかったら私には名前が無かった。
カンナちゃんが居なかったらきっと私は笑顔を知らなかった。私はカンナちゃんが大好きだった。
けど、ある日__。
カンナちゃんは居なくなった。
大人が言うには"廃棄"になったと言ってた。
可笑しい…私よりもちゃんと戦ってたカンナちゃんが何で……?そんな事は直ぐに分かった。私が「戦わなかったから」だ。
大人は私の事を"適合率が高い"と言っていた、そんな私を捨てる事は出来ない。となれば私の近くに居たカンナちゃんを廃棄にすれば私は戦うと思ったのだろう…。
私は諦めたくなかった…。
何処かできっとカンナちゃんは生きてると願って
そんな事を私は寝てるフリをしてる時に聞いた。
この話は『カンナちゃん』の話をしてると直ぐに理解が追いついた。理由は簡単で、カンナちゃんが廃棄された次の日に話していたからだ。
もし違くても,生きている可能性が高い…。カンナちゃんを助けに行きたい…!!
だから私は正規品に昇格しない程度に戦闘をして、少しづつ力を付けた。
私は実験動物。
人類の為に戦わなければ行けない道具で、外の世界の事なんか考えた事が無かった。
小さい頃の私は…。
でもカンナちゃんはそんな私を笑わせてくれた、助けてくれた。だから今度は私が…
パリンッ!!
私は首に付いてた首輪を氷で固めて電気をぶつけて壊した。
此処の施設は私以外もう居ない…。資料もさっき奪った…此処を壊せば研究は無くなる、ならいっその事…!!
私は研究所から出て空を飛び、
思いっきり研究所に電気をぶつけた。上手く他の線等に当たったのか爆発を起こした。
不味い…見つかった……。
この事は他の施設にも伝わる筈…何処か…いい場所は……??
私は横の方を向くと遠くに山があるのが見えた。
取り敢えず彼処に行って一旦身を隠そう…それからこれからの事を考えなきゃ…。
パチパチ__
火花が飛び散る。
コツ_コツ__
ー3日後
バタッ!!
私は遂に体力の限界で倒れた。
お腹空いたなぁ……
私、このまま餓死するの…かな…?
ゆっくりと、私は瞼を閉じた。
な、何…?私……一体……
うわっ…凄いイケメンな人だな…
綺麗だし、耳とか尻尾とかあるし…異宙人?
言うつもりは無かった。
でも、私は何故か勝手に口が動いた。
私は鞄に入れてた資料を出してシディさんの資料がないか確かめた。
シディさんは急に驚いた顔をして私の手を止めた。
それは思い切った私の口から出た言葉だった。
シディさんは真面目な表情をして悩んでいた。私と来るって事は此処から離れる事を指す訳だし当たり前だ。
シディさんからの返事が来たのは此処から4日後の事だった。
それから次の日、私達は出発をした。
きっと、カンナちゃんが名前を付けてくれなかったらこの時も私には名前が無いままだった。
私は、カンナちゃんがつけてくれた名前で生きていくよ。
だからカンナちゃん、待っててね。
……To be continued



























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!