稲荷崎&梟谷Side
ピーー
次もサーブは,銀島。
ポイッ……パンッ!
銀島が打ったサーブは,猿代の方へ。猿代もこっちに落ちてくるのに気づきボールをとる。そしてレシーブしたボールは,赤葦へ。
木兎にボールを繋ぎ,木兎は高く飛ぶ。木兎を警戒していた尾白と大耳がブロックするがクロスで攻めていき,梟谷に得点が入った。
スパイクが決めて嬉しいのか最大にガッツポーズしていた。
なんやと!?と角名にツッコム銀島の隣で月海が梟谷を見ながら策を考える。
その後も梟谷と稲荷崎は,どちらも譲らずで木兎以外のみんなは,体力が消耗していた。それに気づいた両校のコーチと監督がタイムを合図をだしお互いベンチに戻った。
__稲荷崎ベンチ__
治からタオルを受け取り顔や手についてる汗を拭く月海。
コーチ「星奏。梟谷の様子は,どんな風に見えた?」
コーチが月海に話しかけると月海は,コーチの方を向き気づいたことを話す。
チラッと隣の梟谷を見て木兎さんの調子が良さそうなことを伝える。
月海がそう話すと角名が隣に来て
そう言った角名に月海は,角名の意見に賛成し念の為…赤葦をマークするのを頼んだ。
赤木.銀島.大耳.角名.アラン『おぉ!!』
赤葦Side
前半の俺のプレーに月海は,気づいたのか…かなり警戒していた。別に意味は,ないけど月海の洞察力を少しでも誤魔化すように警戒させようとした。稲荷崎のベンチの方をチラッと目を向き月海を見る。策を考えてるのかコーチを入れて話し合っていた。
隣にいた木兎さんが不思議そうに俺に声をかけた。
木葉さん小見さんの話を聞いて,俺も納得する。初めて月海のサーブ見た時から月海のサーブがどこに来るのかどんなサーブを打つのかわからない。トスの時も大抵フォーカーフェイス…。俺と孤爪も大抵そうだけど,月海はそれ以上だ。孤爪同様…やりずらい相手だ。
月海Side
ピーー!
タイムが終わり互いコートに戻る。
銀と赤木さんの間に入り後ろ側につく。
ポイッ……パンッ!
鷲尾さんが打ったボールは,綺麗にこっち側に来た。
ポンッ
銀が軽々レシーブし,ボールはキレイにこっちに飛んできた。
パンッ!
バシッ!
りんにトスをあげスパイクを決めるが小見さんに受け止められた。そしてそのまま京治にボールがまわり木兎さんが助走に入る。
来る!とわかるとみんな力が入る。
そして………
バシッ!
強烈なレシーブが放ち,前列にいたりんと大耳さんがブロックに入るが木兎さんは,クロスで打ったのでボールは私の方へと飛んできた。
受け止めようと身構える。集中してるからなのかものすごいスピードでくるボールがゆっくりに見えてきた。
ボールが落ちる所へと移動しレシーブの体制に変えボールを受け止めようと身構える。
そして……
ババゥ!
負けずに威力のあるボールを受け止めようと踏ん張り,そして威力が弱まったボールは,そのまま上へとあがった。
りんを呼ぶとりんも察したのか助走に入り高くジャンプし,そのままスパイクをキメ梟谷のコートにボールを落とした。
稲荷崎『シャァァァァ!!』






















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。