気まずい雰囲気が流れる度 、
二人が俯く状態になる 。
その空気の中 、先に口を開いたのは
ころちゃんだった 。
" 違う "
そう言いたいのに 、喉に何かが詰まったようで
言葉が出なくて 。
そんな悲しい顔 、
見たくもないしさせたくも無いのに 。
やだ 、 嫌ってよ ...
こんな私なんか 。最低な私なんか 。
早く嫌ってよ ... 。
私のために泣かなくていいのに 。
私になんて構わなくていいのに 。
そう思ってたら 、自然と溢れる涙 。
そう言って 、私の目の下を拭うころちゃん 。
そんな優しさに胸がきゅんと鳴る 。
そんなことをされたら
留めていた思いが露になりそうで 。
怖くて 。
そう冷たく放っては 、止められて 。
必死に背を向けても 、意味なんて無くて 。
「 今日はそれを言いに来たんだ 」
なんて 、真剣な目で見つめられるもんだから
その目から逸らすなんて出来なくて 。
どんどん 、惹き込まれていくばっかだった 。
どんどんと弱くなっていく私の言葉 。
気が付いたら 、思いを露にしていた 。
ね く す と 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。