第59話

ポニーテール
101
2026/03/09 09:28 更新
イルミ
ところでさ、あなたの下の名前って結局こっちで何人と付き合ってたわけ?
あなた
へ?
唐突に聞かれ、驚いた顔をするあなたの下の名前


イルミは日高の話がまだ頭の中を巡っていたのだ
あなた
…姐さまから聞いたんでしょ
ジト目で見つめるあなたの下の名前を不機嫌で返すイルミ

こうなったイルミは引かない事を知っているあなたの下の名前はため息をついて視線をそらしながら答える
あなた
…3人
イルミ
ふぅん
自分から聞いてきて拗ねるイルミにあなたの下の名前はもう〜と呆れた様に背伸びをしてイルミの頭を撫でる
あなた
私はもうイルミとの記憶しかございませーん
イルミは自分の頭を撫でるあなたの下の名前の手を取ると、そのまま指を絡める
イルミ
よく声かけられてたって聞いた
あなた
冷やかしだよ。私だって本気にしない
イルミ
…最初の奴の他に、2人もいたわけでしょ
続けるイルミにあなたの下の名前はもう!と言うと、イルミを強く引き寄せ、キスをする
あなた
イルミにしか、私から声かけてない!!
あなたの下の名前は真っ直ぐイルミを見て言うと、イルミはあなたの下の名前を抱き寄せる
あなた
…最初の奴は、本当に私が子供だったから、初めての恋愛彼氏って思ってたのもあって、いろいろあった時に気持ちの矛先を失っちゃっただけ
抱きしめられながら、あなたの下の名前は説明をする


それを黙って聞くイルミ
あなた
2人目は、最初の奴との共通の知り合い。初めての失恋を癒す為になぁなぁで付き合ったけどすぐに別れた
あなた
3人目は…完全に私の体目当てだった。できないって拒否し続けたらすぐに別れを切り出された
イルミ
聞いといてなんだけど、男見る目なさすぎない?
あなた
ホントに聞いといてなんだね!
あなたの下の名前がむくれて言うと、イルミは少し機嫌を取り戻したのか、優しくあなたの下の名前の頬を触れる
イルミ
ねぇ、この間言ってたヒソカ似の元カレって最初の奴?
あなた
…まぁ、ホントに忘れてたけど
イルミ
そんな忘れられるものなの?
あなた
…じゃあ、イルミは今までの関係があった女の子覚えてるの?
イルミ
あなたの下の名前みたいに、関係を続けた奴なんて居ないよ。ましてや、顔晒すわけにもいかないし
ふぅんとイルミの様な返事をするあなたの下の名前。しかし、ふと、疑問が浮かぶ
あなた
ねぇ、一体どうやって一度きりでも関係持つの?イルミって自分から声かけれるの?
完全に興味の方で聞いてくるあなたの下の名前

普段のイルミを想像するに、どうしても女の子に声をかける姿が想像つかない
イルミ
…聞いてどうするの
イルミは至って真顔だが、答えたくないと言った顔をしているのがわかったあなたの下の名前

しかし、根掘り葉掘り聞いてきたのはイルミ

ここは答えてもらわねばとあなたの下の名前も食い下がる
あなた
私は言ったよ?
諦めないあなたの下の名前にイルミはため息をつき、顔を外に向けながら答える
イルミ
そう言う声かけはヒソカに任せてる。だるいし
あなた
やっぱ仲良しじゃん…
イルミ
都合よく使ってるだけ。お互いにね
あなたの下の名前はなんだ…と妙に納得してしまった

そしてお互い腹を割ったところで、向き直す
あなた
もう大丈夫?納得できた?
イルミ
まぁ、それなりに
そしてお互いキスをしようと顔を近づけると、ノックされすぐに戸が開く
日高
失礼します。お食事…あら、お邪魔しちゃった?
あなた
ね、姐さ、ま
イルミ
口に手を添え、あらあらと嬉しそうに微笑む日高が食事を運んできたようで2人はスッと離れる



食事を並べ終え、一通り説明をする日高


そして2時間後、膳を下げに来ると告げると一礼して部屋を出ていく
あなた
おぉ…食べ切れなさそうな程出てきた
イルミ
あなたの下の名前、食前酒でも酔いそうだよね
あなた
そこまで弱くないよ〜
イルミ
どうだか…
2人は食事を楽しむと、言われた通り、2時間後に再び部屋に来る日高


そしてテーブルの上を片付けると、あなたの下の名前とイルミにお風呂もどうぞと勧めてきた


日高
入口は別々だけど、露天風呂の仕切りの鍵開けとくかい?
あなた
良いよ!姐さま!
あなたの下の名前が慌てて要らないというと日高は笑いながらじゃあ、ごゆっくり〜と再び出ていくと、あなたの下の名前は早速お風呂へ行く準備をする
イルミ
今度はパンツ落とさないでよ
イルミは半笑いで言う
あなた
だ、大丈夫だよ!
あなたの下の名前は注意深く確認すると、既に準備の終わっているイルミと共にお風呂へと向かった













あなたの下の名前が露天風呂へと向かうと、天然掛け流しと書かれた看板が目につく

久しぶりに入る温泉に浸かると、芯から温まる
あなた
はぁ…浄化されるぅ〜
目を閉じ、頭を無にして瞑想するあなたの下の名前


そして、イルミも入ったのか塀越しに水の音が聞こえた


幸い旅館は閑散期ということもあり、従業員の休みも確保するため臨時休業としていた日高のお陰で他のお客は居ない

イルミにとってもゆっくり入れて良かったとあなたの下の名前は思った

イルミ
ねぇ…
塀の隣からイルミの声が聞こえる
あなた
なーにー
イルミ
別に、居るかの確認
あなた
なにそれ(笑)
あなたの下の名前は笑いながら、仕切られた向こう側にいるイルミに話しかける
あなた
こういう、天然温泉は浄化されるスピード早くて助かるんだよねぇ
イルミ
ふぅん…
あなた
露天風呂も良いでしょ?
イルミ
まぁ、息苦しくはないかなって感じ
あなた
普段、シャワーだけだもんね
イルミ
まぁね。洗えれば良いし
あなた
そりゃそうだ…本当は湯船にゆっくり浸かると、疲れとかも取れやすいんだよ〜
イルミ
暑苦しくてやだ。それよりあなたの下の名前と寝てる時の方が疲れ取れる
あなた
…それは、嬉しいけども
しばらく会話をしていると、やはり暑くなったのかザバンと立ち上がるイルミ

そしてあなたの下の名前に先に戻ってると伝えると、温泉から居なくなる
あなた
もうちょっとしたら、私も上がろう




部屋に戻ると、休憩スペースで椅子に座りイルミが待っていた



イルミは暑いのか髪の毛をまとめポニーテールになっている
イルミ
あ、戻ったんだ
あなた
…かっ…!!
イルミ
か?
あなた
かっこよすぎますってウチの旦那はよぉ!!
飛びついてくるあなたの下の名前をうわっと言いながらとりあえず受け止めるイルミ


あなたの下の名前はイルミのまとめ上げられた髪を触りながら興奮冷めやらぬ状態だ
イルミ
落ち着けって。犬かよ
あなた
むむむむ無理!!マジで無理!!どんだけ私のツボを刺激してくれるん!!
イルミ
勝手に高ぶってるのはあなたの下の名前。てか暑いって
抱きついてくるのは嬉しいが、流石にお風呂上がりで暑くあなたの下の名前を剥がす
あなた
何で〜私の特権〜
イルミ
暑いもんは暑い。一旦離れろ
イルミに剥がされしょぼんとするあなたの下の名前


窓際の休憩スペースが涼しいのかイルミは動かないままだ
あなた
…まぁ、眺めるだけでも幸せですよ。そのうなじ、ナイスです
イルミ
すっかり忘れてたけど、あなたの下の名前って結構変態チックだよね。最初の頃とかエグかった
あなた
そ、そこまでじゃ…いや、でも未知との遭遇だったんだよ、ホントに
あなたの下の名前は思い出すかのように腕を組む
イルミ
何、その未知との遭遇って…
あなた
今でも忘れないよ。月明かりに照らされた瞬間のイルミを。本当にこの人は存在しているのかと疑うほどに麗しかったですはい
イルミ
すっごい饒舌
あなた
もうね!これが恋と言うやつか!って感じだったわけよ…
イルミ
そういうのって大体10代で経験しない?
あなた
イルミはしたの?
イルミ
黙るイルミにあなたの下の名前は続ける
あなた
絶対逃してやるもんかって火がついて…あの時すぐ告って良かった〜
イルミ
その段階では普通に殺そうとしてたけどね
イルミはあったなそんな事…と懐かしむ
あなた
でも、イルミならすぐ殺せたでしょ?よく見逃したじゃん
軽く言うあなたの下の名前にイルミはまぁねとそっぽを向く
イルミ
…あなたの下の名前の除霊、初めて見た時にどこか別空間にいるような、そんな感覚があって。手を叩く音で現実に引き戻される感じがした…それに
イルミ
なんか、殺しちゃいけないって本能で感じたからそのまま見てたのはある
ある程度涼んだのか、イルミは立ち上がると、敷かれた布団に座るあなたの下の名前の元へと移動する
あなた
…もしかして、同期しちゃったのかな
イルミ
同期?
あなた
あの時、結構近くまで来てたでしょ?
あなたの下の名前がイルミを見上げるとイルミはあなたの下の名前の頬に触れる
イルミ
まぁ、結構近距離だったね
あなた
それが原因。一緒に除霊とまではいかなくとも、微かに祓っちゃったのかも
イルミ
だから半径5メートル離れろって言ってたのか
あなたの下の名前がそういう事!と言うと、イルミはあなたの下の名前にキスをする

あなたの下の名前がイルミからのキスでトロンした目になると、イルミはどんどんと深く口付けていく
イルミ
…あなたの下の名前
あなた
うん…
イルミは結んでいた髪を解き、サラサラと落ちる髪をあなたの下の名前が少し残念そうにすくう
イルミ
どんだけ好きなの
あなた
でも、こっちも好き
そしてそのまま2人は布団へと倒れ込んだ

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