side❤️
今日なんとなく腹が緩くてたまに痛い時がある。まぁここんとこ食べる仕事も多いし胃腸が疲れたのかなとは思うんだけどね。そのうち治るかな。
そんな呑気なことを思ってた翌日俺の体調はよくなるどころか悪化した。
俺はまさかの発熱。体感38℃超えてんじゃないかなって感じはする。
今日ラヴィットの日なのに俺がこんな状態でまだ起きれてなくてオフのはずの佐久間が起こしに来てくれた。
佐久間がラヴィット代わってくれて今日は休めることになった。いや本当申し訳ねぇ。
佐久間が出てった少しあとにドアの向こうからまた別の声が。
康二が作ったお粥はすごく優しい味で美味しかった。もっと食べたかったのに半分食べたところで腹が受け付けなくなった。
お粥食べてたらみぞおちの辺りが痛み始めて無理に食べると吐きそうでやめた。
俺はここからしばらくみぞおちの痛みで起きられずにいたが状況は待った無しにどんどん変わっていった。
なんなんだろうこの痛いような気持ち悪いような変な感じ…。
だんだん痛いより気持ち悪いが強くなってきて胃の中身が迫り上がる感覚が出てきて俺は起きて部屋を飛び出した。
急いだんだけど廊下歩い出る途中であっという間に喉まで上がって来ちゃって間に合わなかった。
あんまり食べれてない分量は出てこなかったしほとんど自分にかかっちゃったから床は綺麗だけど俺自身がドロドロで動けなくてどうしようもなくなった。
side💙
トイレから出てきた瞬間2階から聞こえてくる嘔吐き声。多分声的に涼太だよな。熱出したって聞いたし。一応様子見に行くか。
えーっと…ちょっと待って俺もパニック…。思ったより大惨事なんですけど…。何って2階に様子見に行ってみたら涼太が吐瀉物でドロドロになってしゃがみこんでんの。だいぶやばいだろ?
確か…どっかに雑巾用の布切れのストックがあったはず…どこにあったかなぁ。
ドタバタやってる途中で阿部ちゃん見つけてちょっと協力してもらった。
俺はとりあえず雑巾用の布を袋ごと持ってきて涼太の服についてる吐瀉物の塊を散らからない程度に布で拭けるだけ拭き取った。
ある程度綺麗になった涼太を下のお風呂場に連れて行って汚した服を脱がしてシャワーを浴びさせた。
涼太の服を浸け置きし始めて10分くらいで涼太が風呂から出てきた。
さすがに吐いたばっかのやつをすぐに1人には出来なくて皆の目が届くように涼太をソファで休ませた。
side❤️
いつもなら部屋に行くって断るところなんだけど、なんとなく今日は不安で皆がいるところで休ませてもらうことにした。
なんかまた腹痛いし…。昼は食えないかもな…。
実際のところじわじわ痛みが強くなっててちょっとしんどい…けど病院はなるべく行きたくないし…。
まじでダメそうなら行こう…うん、そうしよう。
まぁ、これがバカな考えだったって後々知ることになるんだけどね。
あれから1時間が経ち、ラヴィットに出てくれていた佐久間が帰宅。
全然大丈夫じゃない。腹が痛すぎる。さっきまで胃が痛かったのに今は腹の下の方がとんでもなく痛い。
さすがに痛すぎて口から痛いしか出てこない…ちょっとやばいねこれ…。
side💚
洗濯した舘さんの服干して戻ってきたらまた翔太があわあわしてて様子を見に行ってみたら舘さんが冷や汗だらだらでお腹抱えて蹲ってものすごく何か痛がってた。
舘さんは俺の問いかけに必死でお腹の右下辺りを摩って答えてくれた。
翔太の言う通りあれだけ痛みに強い舘さんがここまで痛がるのはなんかおかしい。それにお腹の右下が痛いって…どう考えても盲腸やってるよね…。発熱といい嘔吐といい…だとしたらもう結構やはいんじゃ…。
翔太に落ち着けって言っときながら自分が一番そわそわしてるかもしれない。
それから十数分、舘さんは翔太に付き添われて病院へ運ばれた。
俺も佐久間を連れて舘さんの搬送先の病院に俺の車で向かった。
病院に着くと、翔太が見えるところで待っててくれてすぐに合流できた。
その後舘さんが処置を終えて病室に移ったタイミングで面会へ。
俺たちが見に来た時舘さんは点滴が繋がったまま薬で眠っていた。
舘さんは点滴で順調によくなれば1週間ほどで退院出来るらしい。早く元気になれよ。
⛄️おわり⛄️
余談ですが、舘さんは目を覚ましたあとお医者さんか少しでも体調に違和感がある時は間違いでもいいからすぐに病院に来なさい、手遅れになってからじゃ遅いです。とみっちり怒られてた…笑 それと、舘さんは無事点滴だけで順調に回復して手術を免れて1週間足らずで退院しました。

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。