ガウルside
急いで止血した後
いつものレッスン室に向かった
今ですら10分遅刻
中々血が止まらなかった
それに、、
走りたいのに刺されたところがズキズキして
全然走れない
頭が動くと
ぶつけた時の衝撃からか
ずっとクラクラして気持ち悪い
なんとかレッスン室まで来たけど
バレないかな、、
いや、隠し通す
約束したから
この時は
メンバーのことを
甘く見ていたのかもしれない
先生も来てないし
メンバーもいつも通りで
バレてなくてよかった
そう思っていたらふと声をかけられた
目の前には心配そうな顔のユジナ
“ 体調不良悪いですか? “
今1番聞きたくない言葉
なんとか誤魔化したけど
レッスンが始まってからも目線がくる
そして何よりも
集中できてない
動くたびに刺されたところがズキズキして
頭がクラクラして
吐き気まである
いつも以上に下手になってる
私のダンス
先生からも指摘が多い
ずっと止めてる、、
レッスンの指摘は全部私
みんなも分かってると思う
でもごめん
身体が、、動かないの
急な指摘に驚いたけど
バレるわけにもいかず
急いで否定した
でも、、
っ、、
分かってるけど、、
いざ言われると悲しい
言われて手を離した瞬間、、
激痛とともに
お腹にドロッとした感触が伝わった
血が止まり切ってなかった
一瞬で理解して
しゃがんでお腹を抑えた
お腹の激痛と
急にしゃがんだことによる目眩と吐き気で
何も言い返せる状態じゃなかった
言いたくても言えない
それに、、このままだと吐く
それが最後の脳からの信号で
動かない重い体を無理やり動かして
1番近いトイレの個室に走った
そこからは鍵もかけず
ただ吐いてた
メンバーの声が聞こえた時
意識が、、無くなった
ユジンside
今日はオンニだけ会社に呼ばれて後からレッスン合流
いつも時間は守るタイプのガウルオンニ
珍しく時間になっても来ないからメンバーと心配していた
そんなことを話してたら
誰が見ても体調不良です!って顔のオンニが
“ 遅れてすいません “
そう言って入ってきた
何か事情があるかもだから
みんなで目を配って言わないようにしてたけど
隣で珍しく咳をしたオンニを見て
言わずには入れなかった
なんで聞いちゃったんだろ
黙ったオンニを見て後悔していたら、、
無理に笑って隠すオンニ
いつもならここで素直に言ってくれるから
何かあるんだ
そう思いながらレッスンを受けていた
でも、、今日のガウルオンニは、、
踊ってる間フラついたり
レッスンの合間に後ろを向いて咳をしたり
踊った直後にいつもなら顔に出さないのに
休憩もしないオンニが
息を切らして苦しそうにしてたり
尋常じゃないくらい汗をかいてて
指摘もいつもは受けないのの受けてて
メンバーとも時々目があって
みんなガウルオンニのこと考えてるんだろうなって
止めようかな?、、そう思ってた時
先生が先に止めて
話を聞いてたら、、
急にガウルオンニが視界から消えた
そして下を見たら
血が出てるお腹を抑えて
苦しそうに息をする
ガウルオンニがいた
みんなも何か言ってるけど
頭に入ってこなかった
目の前の状況が信じられなかったから
ガウルオンニが死んじゃうんじゃないかって
びっくりした
咄嗟に出てきた言葉は” 止血 “
しないとって思った
そしたら
オンニが走ってレッスン室から出て行った
3人で走って追いかけた
たどり着いたのは
一個にトイレの個室
そこには
お腹を抑えながら
嘔吐する
ガウルオンニがいた
さっきまで話してたガウルオンニが話さなくなって
なにが起きたかわからなかった
でも、、ここでは年上だから
まとめないと
このままじゃ
オンニが死んじゃう
そう思った
みんなで役割分担をして
なんとかオンニを病院に運べた
手術してる間にメンバーも来て
待ってる時は、、
ステージの何倍も緊張と恐怖があった
オンニが、、死んじゃったら
みんなも思ってたと思う
誰一人、、一言も話さず
時間だけが過ぎて行った
そして、、赤いランプが消えた
そこには
たくさんの管に繋がれた
ガウルオンニがいた
アンケート
この後どうする?①
これがきっかけにニュースになら五十嵐さんが辞める
79%
ニュースになるがガウルが言わず余計エスカレートする
7%
世間にもバレずミナと引き続き耐える
13%
投票数: 134票
アンケート
そのまた後どうします?(ガウルのこと)
ガウルが男の人に恐怖心を抱くようになる
41%
メンバーがコンサート中に目覚めて無理矢理参加する
4%
脳のダメージによりIVEの記憶が消える
12%
人と会うのが怖くなり活動休止
5%
復帰はすぐだけど、どんどん痩せていく
6%
何も起こらず復帰
32%
投票数: 128票





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。